万博会場に救急出動「多すぎ」?ユニバ10倍の噂も 大阪市消防局はズバリ回答「顕著に多い事実確認されず」

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   大阪市此花区の夢洲で「大阪・関西万博」が始まって早くも2か月経ち、会場への救急出動(出場)が「多すぎ」とする声がXで拡散されている。2025年5月中はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の「10倍」だったとも噂されているが、その実態を大阪市消防局に取材した。

  • 大阪・関西万博の会場(2025年7月撮影)
    大阪・関西万博の会場(2025年7月撮影)
  • 「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
    「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
  • 「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
    「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
  • 「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
    「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
  • 「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
    「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
  • 大阪・関西万博の会場(2025年7月撮影)
  • 「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
  • 「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
  • 「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより
  • 「予約対象となるパビリオン総枠数、当選枠情報」大阪・関西万博公式サイトより

市内の救急体制ひっ迫も「生じていない」

   実際、万博会場への救急車の出場率は高まっているのだろうか。大阪市消防局は7月4日、J-CASTニュースの取材に応じ、

「現時点において、万博会場への救急出場件数が顕著に多いという事実は確認されておりません。また、万博開幕後、市内の救急体制ひっ迫は生じていない状況です」

と答えた。5月中における市内への救急出場件数は、速報値として2万237件、うち万博会場内が147件、USJ(発生場所:此花区桜島2丁目1番)が25件だという。

   万博会場内で救急要請される主な理由については、めまい、意識障害、下痢、咳・痰、胸痛、倦怠感・脱力感、呼吸困難・呼吸不全、腰痛、創傷、頭痛、動悸、背部痛、発熱、腹痛、嘔吐・嘔気、痙攣と列挙した。

   つまり万博会場への出場数はUSJの約6倍だが、市全体に比べると1%に満たないことが分かる。万博公式サイトを参照すると5月の来場者数は計400万1612人のため、今のところ、混雑の割には救急への負担を抑えられているといえそうだ。

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