出典の「参政党Q&Aブック 基礎編」は「内容にも誤りがあったので絶版」
日本自閉症協会は翌17日、「先にポストした件に関連して、日本発達障害ネットワークも意見表明を出しています」として、関連団体による声明も紹介した。
参政党による書籍の記載について「日本発達障害ネットワークの会員一同としては非常に遺憾に感じているところ」とし、「発達障害者支援法は2016年に超党派による議員立法で成立した法律であり、施行後20年を経て様々な形で発達障害児者とその保護者の方々に適切な支援が届くようになりました。また、アジアの国からも日本の発達障害者支援の取り組みは高く評価されているところです」と説明。
「"全ての方の命を尊重し、障害の有無によって分け隔てられることのない共生社会"を皆様と共に実現していきたい」とした。
なお、この「参政党Q&Aブック 基礎編」については、神谷氏は7月14日のポストで、「1ヶ月の突貫作業で出版」したと説明。「内容にも誤りがあったので絶版としました」としている。
ある政党が「そもそも発達障害など存在しない」と公言していますが、これはまったく間違っています。
— 一般社団法人日本自閉症協会 (@asjoffice) July 16, 2025
WHOや米国精神医学会には診断基準があり、日本には超党派の議員立法により成立した発達障害支援法があります。
発達障害などないという根拠のない主張で私たち当事者や家族を苦しめないでください。