格闘技イベント「BreakingDown」(ブレイキングダウン)を出禁になっているノッコン寺田(40)が、2025年7月27日にユーチューブを更新し、大阪・天神祭で起きた催涙スプレー事件を受け「BreakingDown」の在り方に疑問を投げかけた。寺田「こんなことがあっていいのかなと思う」被害にあったのは、「BreakingDown」に参戦している格闘家のジョリーだ。ジョリーは26日にXで、7月26日、25日に大阪で開催された天神祭の会場近くの公園で、催涙スプレーのようなものを吹き付けられる被害に遭ったことを報告した。投稿には、「大阪の祭りで某組を名乗るクソガキに再流スプレーぶっかけられて子供3人生人5人が救急治療を受けるという事件が起こりました」とのコメントをつけた。このトラブルは、複数メディアで報じられた。報道によると、事件が起こったのは22時ごろで、花火の打ち上げ会場近くの大阪市都島区の公園だった。大阪府警によると、男性を含む5人ほどが目の痛みを訴え、うち10代女性が病院に搬送されたという。寺田は動画の冒頭で「僕、かなり怒っています」と切り出し、「こんなことがあっていいのかなと思う。自分のやりたい気持ち。自分が目立ちたいという気持ちだけで、人を襲ったり、人にけがをさせたり、関係ない人を襲ったり、武器を使ったり、これってありえるんですか?ありえへんよな」と語気を強めた。そして、怒りを隠さずに、こう続けた。「ブレイキングダウンのやつらにも言いたいんだけど、『けんかはなんでもありやんけ』というのがある。鉄パイプを振り回したり、警棒を持って誰かを襲うとか。椅子を投げるとか。今回の催涙スプレーもそうだけど、俺から言わせれば、それは『けんかしようや』ではない。通り魔なのよ。テロ。今回に関しては、他の一般人も巻き添えを食らっている。こんなん、通り魔ですよ。テロですよ」「ブレイキングダウンの影響は間違い無くある」選手として「BreakingDown」に出場した経験を持つ寺田。今回の事件を受け、「BreakingDown」の在り方に疑問を投げかけた。「BreakingDown」のオーディションでは、毎回のように参加者同士による小競り合いや、乱闘騒ぎが起こる。これがひとつの売りになっており、公式サイトが公開したオーディション動画の中には、再生回数100万回を超えるものもある。このような背景もあり、寺田は今回の事件に関して「良くも悪くも、ぶっちゃけ正直、ブレイキングダウンが悪影響を与えているのもあるのかなと思う」とし、次のように持論を展開した。「だって、(ブレイキングダウンのオーディション動画で)鉄のやつも普通に出しているし、椅子をぶん投げているのも出している。あれの延長上でこれがあると思う。あれをやったら面白い。ああいう若い奴らは、(動画再生数が)伸びるという感覚で見てしまっている」過去に「BreakingDown」を批判したことで、同団体を出禁となっている寺田は、「俺はブレイキングダウンが好きだから」と前置きし、こう続けた。「そういうのを真似して外でやってほしくない。俺はいろいろ言っているけど、あれやこれやと。でも、それは(ブレイキングダウンの)中だけの話をしているだけど、外でこういうことが起きたら『(ブレイキングダウンが)悪い影響を与えてるんちゃうん?』となるわけよ」寺田の発言を受け、動画のコメント欄には「これが行儀の悪い喧嘩自慢なんて興行を流行らせた結果だよ」「ブレイキングダウンのオーディションはダンボールの椅子にすべき」「ブレイキングダウンの影響は間違い無くある」「BDの演出はちょっとやり過ぎだと思います」「ブレイキングダウンの影響で治安悪くなってるやん」などのコメントが寄せられた。
記事に戻る