万博でユスリカ見なくなったけど...夏に気になる「蚊」対策は? 虫よけスプレーなしでも「刺されたことない」

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   5月に「ユスリカ」の大量発生が問題になった大阪・関西万博。製薬会社の協力で対策が行われ、ユスリカの姿は見えなくなったが、これからの季節気になるのは「蚊」だ。特に万博会場内の「静けさの森」というエリアには草木が生い茂るほか水辺もあり、蚊の発生が心配されるが、対策は行っているのだろうか。

  • 万博会場・西ゲート付近
    万博会場・西ゲート付近
  • オノ・ヨーコさんのアート作品
    オノ・ヨーコさんのアート作品
  • 万博・静けさの森
    万博・静けさの森
  • 万博・静けさの森
    万博・静けさの森
  • 万博会場・西ゲート付近
  • オノ・ヨーコさんのアート作品
  • 万博・静けさの森
  • 万博・静けさの森

「薬剤投入にあたっては周辺環境に配慮した上で」

   「静けさの森」は、万博会場の中央に位置するエリアで、小さな池の周りにさまざまな木々が植えられている。エリア内にはアート作品も展示されており、オノ・ヨーコさんの作品などが楽しめる。公式サイトによると、「万博記念公園をはじめ、大阪府内の公園等から将来間伐予定の樹木なども移植し、新たな生態系を構築しております」とし、「万博のテーマ『いのち輝く未来社会のデザイン』 の象徴」とも説明されている。

   エリア内では、複数種類のトンボや蝶、蜘蛛、池にはアメンボなど、さまざまな生き物を目にするが、蚊はどうだろうか。

   2025年7月8日に記者が万博会場を訪れた際、来場者の夫婦に話を聞いたところ、「(蚊に)刺されていない」とのことだった。また、「静けさの森」のスタッフの女性は、「虫よけスプレーはしていないですが、今まで蚊に刺されたことないと思います」と話した。「静けさの森」で蚊を目にしたこともないという。

   日本国際博覧会協会(万博協会)は28日にJ-CASTニュースの取材に応じ、「静けさの森」の蚊対策について、5月から月に1回、「静けさの森の雨水桝に昆虫成長制御剤の投入を行っている」と明らかにした。蚊の対策を行う理由については、「蚊媒介感染症の蔓延を未然に防止するため」とした。

   なお、「薬剤投入にあたっては周辺環境に配慮した上で適切に用いることとしている」と説明した。

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