2025年7月30日8時25分にロシア・カムチャツカ半島付近でマグニチュード8.7の地震が発生した影響で、日本の気象庁が北海道から和歌山県にかけて太平洋側の広範囲に津波警報を出した。これを受けて、本州の水族館で相次いで営業中止する動きが出ている。東北から近畿まで...相次ぐ休館措置営業中止が相次いでいるのは、いずれも海からほど近い場所にある水族館だ。例えば岩手県久慈市の「久慈地下水族科学館もぐらんぴあ」は、午前中は臨時閉館とし、午後の開館については追ってホームページ・SNSで発表するという。Xでは「命を守る行動を、どうか最優先に。最新情報は気象庁や自治体の公式発表をご確認ください」とも呼びかけた。同じ東北地方では、福島県いわき市の「環境水族館アクアマリンふくしま」が臨時閉館。来館者には順次案内するとしている。茨城県東茨城郡の「アクアワールド茨城県大洗水族館」は「当館の危機管理対応マニュアルに基づき、臨時休館とさせていただきます」と発表。購入済のチケットは払い戻し対応をするとし、今後の状況によっては明日以降の営業も変更になる可能性があるという。千葉県鴨川市の「鴨川シーワールド」は臨時休館を伝えるとともに、「当館へのお電話でのお問合せは極力お控えいただけますと幸いです。警報が解除となるまで海岸地域へ近づかず、高台への避難をお願いいたします」と訴えた。チケットの払い戻し対応は後日案内するという。神奈川県藤沢市の「新江ノ島水族館」は、隣接する体験学習施設「なぎさの体験学習館」を含めて営業を中止すると伝えている。さらに南に位置する三重県伊勢市の「伊勢シーパラダイス」からも、「お客様・従業員の安全を考慮し、伊勢シーパラダイス・めおと横丁(編注:ショッピングモール)の営業を中止いたします」と発表があった。
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