「辞めない」伊東市・田久保市長、市職員は苦情殺到で疲弊しても メガソーラー反対主張も既に規制条例ある

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「メガソーラーは今、止まってるんですよ」

   市長の学歴詐称疑惑で、伊東市役所には苦情電話が殺到し、職員が通常業務を行えない状態が続く。

   伊東市の労働組合は7月7日、市長に提出した要望書の中で、「職員に動揺が広がり、不安を抱えたまま業務を遂行している状態。問い合わせや苦情を受け付ける部署の職員は、通常業務が遂行できず、疲弊しきっており、精神的な負担は計り知れません」と訴えていた。

   また、7月31日の会見前には、市の部長全員の総意として、市長が辞職して出直し選に出馬するよう、申し入れがあったことが報じられた。田久保氏は受け入れなかったという。

   市議会の青木敬博副議長は8月1日、静岡第一テレビの番組で「本当に市の職員もだいぶ疲弊しており、昨日辞めるっていうことがあるから何とか繋いでいた気持ちがもう完全に折れてしまうようなあの会見。本当に不幸しか生まない『田久保劇場』をすぐ終わらせたい」と怒りをあらわにした。

   また、続投の理由として、田久保市長がメガソーラーの建設反対を主張したことには、2018年に市の条例で建設を規制する条例ができていると説明。そして、

「相変わらずの論点ずらしだなと思いました。メガソーラーは今、止まってるんですよ。またこの先も、動く可能性はすごい低い」

と反論した。

1 2
姉妹サイト