中国メディア「捜狐」(ウェブ版)が2025年8月11日、卓球日本代表・張本智和(22)のパフォーマンスに怒りを示した。
スタンドのファン向かってユニフォームを誇示
卓球WTTチャンピオンズ横浜の男子シングルス決勝が11日に行われ、世界ランキング4位・張本が、同2位で25年世界選手権優勝者の王楚欽(中国、25)を4-2で破り優勝した。
チャンピオンズでは、3年ぶり2度目の優勝となった。
国内開催となった大会での3年ぶりの優勝。張本は歓喜を爆発させ、着用していたユニフォームの上着を脱ぐパフォーマンスを披露した。
上半身裸のままコーチと抱擁を交わし、スタンドのファン向かってユニフォームを誇示した。
卓球王国の中国では、王者の敗戦を複数のメディアが速報した。
地元メディア「捜狐」は、張本の勝利を「大番狂わせ」と報じ、張本のプレー中の行動や、試合後のパフォーマンスに対して怒りを隠さなかった。
張本「信じられない気持ちでいっぱい」
「張本智和が王楚欽を4-2で破り優勝!大胆にユニフォームを脱ぐパフォーマンスは物議を醸した」などのタイトルで記事を公開した。
記事では「大番狂わせが起きた。王楚欽を破った張本智和が、王の前で激しく喜びを爆発させ挑発的な行為を繰り返した」「張本智和は傲慢にもユニフォームを脱ぎ捨て祝福した。彼の優勝は物議を醸した」などと指摘した。
さらに、張本が試合中、王のミスショットに対して挑発的な態度を取ったとして、「この行為は実に腹立たしい」と怒りを示した。
スポーツ紙の報道によると、世界王者を破った張本は試合後、「信じられない気持ちでいっぱい」と喜びを表現し、「今後にもつながる大きな勝利になった」と自信をのぞかせたという。