韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)が2025年8月13日、バスケットボール男子日本代表の特集記事を公開し、FIBAアジアカップ2025準々決勝進出決定戦に敗れた日本代表の敗因を「帰化選手に過度に依存した」と指摘した。
「韓国に敗れたレバノン、日本に衝撃の勝利」
アジアカップ準々決勝進出決定戦が13日にサウジアラビア・ジッタで行われ、世界ランキング21位の日本が、同ランキング29位レバノンと対戦し、73-97の大敗を喫した。
日本は序盤リズムに乗れず、第1クオーターは19-23。第2クオーターにはミスから失点につながる場面もあり、41-53で前半を折り返した。
後半に入っても点差が縮まらず、結局、24点差をつけられての黒星で、準々決勝進出はならなかった。日本に勝利したレバノンは、15日に行われる準々決勝で、ニュージーランドと対戦する。
今回のアジアカップは、韓国が決勝トーナメントに進出したこともあり、地元メディアの注目を集めている。
韓国メディア「OSEN」は、「韓国に敗れたレバノン、日本に衝撃の勝利」などのタイトルで記事を展開。レバノンは予選リーグで韓国に敗れ、グループC3位で準々決勝進出決定戦に進出した。
「日本は『アジア脱却』を夢見たが...」
記事では「試合前、日本の勝利を予想する声が多かった。NBAの八村塁と河村勇輝が不在だったが、NBAサマーリーグに参加した富樫勇樹、馬場雄大、富永啓生の3人が加わった精鋭メンバーが揃った。だが、いざふたを開けてみると、レバノンのサイズと力が日本を圧倒した」と解説した。
そして、レバノン戦の敗因について、次のように分析した。
「日本は東京オリンピックに続き、パリオリンピックに出場したことで『アジア脱却』を夢見た。しかし、帰化選手に過度に依存し、長身選手の不足という慢性的な弱点が最終的に足を引っ張った。日本はリバウンドで29-43と大きく劣勢に立たされた。攻撃リバウンドを11個献上し、そのほとんどが得点につながった」
日本は吉井裕鷹(27)がチーム最多の16得点、ジョシュ・ホーキンソン(28)は15得点、9リバウンドの活躍を見せるも、スリーポイントシュートを得意とする富永啓生(24)は、スリーポイントシュートを3本打って成功ゼロ。7得点にとどまった。