鳩山由紀夫氏、中国・抗日80年式典出席で「歴史を正視し鏡とする重要性」実感...入り乱れる賛否

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長男:紀一郎氏の「出席取りやめ」要請も奏功せず

   こうした中、鳩山氏は9月4日、改めて式典参加に関する思いをXで明かした。

   「北京の抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利80周年記念式典に招待を受けた」と説明した上で、式典での習近平氏の発言について、以下のようにつづった。

「習近平主席は繰り返し日本軍国主義者の侵略に勝利したと述べ、周恩来首相と同じく、日本の軍国主義者と一般の日本人を区別して話された。歴史を正視し鏡とする重要性を今更ながら感じさせられました」

   参加表明の時点でも波紋を広げていた鳩山氏だが、中国訪問後のこうした投稿をめぐり、SNSでは、さまざまな言語で賛否の声が寄せられた。

   日本語で「あなたに敬意を表します。過去に向き合う勇気を持ちましたね」、中国語で「中日友好にまだわずかな希望があると思わせてくれる」など、国内外からの前向きな反応もある。

   一方で、「平和平和と言ってるくせに、中国の軍事パレードを見物して喜んでるんですか」「平和主義者を自認しつつ中国の軍事力を誇示するパレードに参加するのはダブルスタンダードではありませんか?」など、厳しい声も続出している。

   なお、鳩山氏の長男で国民民主党所属の衆院議員・鳩山紀一郎氏は8月28日、「父には出席の取りやめを要請しました」と報告。

   「日本国民にとって最も大切なことは、戦争の悲劇を二度と繰り返さないために、歴史から学ぶべきことはしっかり学びつつ、抑止を中心に、常に最大限の戦略的な準備を行うことです。その観点で、日本の元首相が中国政府の戦勝記念行事に出席する必要はありません」としていた。

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