「車止めはあるがカギはなく、今後はかけることを検討」
男性ドライバーは、他の人が主催したバーベキューに参加するとともに、車で水上バイクを逗子海岸に持ち運んだと説明した。男性の仲間は、5、6人いたという。
男性は、スタックした状況について、「水上バイクを引き上げるため、波打ち際まで車をバックさせ、台車をギリギリのところに置いて車を走らせると、タイヤが砂にはまってしまった」といった内容を話したという。この騒ぎで、警察も現場に出動していた。
県警逗子署は9月8日、「該当する事案はありますが、広報案件ではないので、詳しいことは言えません。法律に抵触するかは、現在調査中です」と取材に答えた。
逗子海岸は、県が管理しており、車の進入は、県の条例で禁止されている。
県横須賀土木事務所の許認可指導課は8日、取材に対し、7日は、海の家を撤去するため、事前に申請で許可されて、工事車両が海岸に出入りしていたと説明した。
逗子海岸では、海水浴シーズンは、逗子市が海水浴場を開設して、水上バイクのルールを定めている。しかし、この日は、シーズン外のため、水上バイクの規制はしていなかったとした。
男性ドライバーは、国道下でトンネルになる市道から海岸中央部へ侵入したとみられている。市の経済観光課は8日、取材に次のように答えた。
「まだ確認できていませんが、SNS上では、この市道から車が入ったとされています。市道に車止めはありますが、カギは元々付けていません。海の家で使う場合は、車止めを開けたら戻してほしいと伝えていますが、誰でも入れる状態になっています。今後は、カギをかけることも検討したいと思っています」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)