「井上を倒すことは、これまで不可能な任務だったが...」
24年5月に東京ドームで行ったルイス・ネリ戦の初回に、ネリの左フックを浴びプロ初のダウンを喫した。25年5月のラモン・カルデナス戦では、2ラウンド目に同じく左フックでダウンを喫した。
井上はライトフライ級からスーパーバンタム級までの4階級を制してきたが、バンタム級まではダウンを喫したことがなかった。ここ4戦で2度のダウンを奪われていることから、海外メディアの中には、今回のアフマダリエフ戦を危惧する意見もある。
「ボクシングニュース」は、「井上を倒すことは、これまでの30人の対戦相手全員にとって不可能な任務だったが、亀裂が生じ始めた。24年5月にルイス・ネリがダウンを奪い、わずか1年後にはラモン・カルデナスが同じようにダウンを奪った。アフマダリエフにとって、これらの隙は攻略の青写真となり得る」と分析した。
アフマダリエフは井上戦に向け、異例の早さともいえる試合3週間前の8月24日に来日。時差などの調整を行い、自身のSNSで順調な仕上がりをアピールしている。