東京・大井町─神奈川・溝の口を結ぶ東急大井町線に導入が進む車両をめぐる異変が、Xで話題になっている。2025年9月上旬、得体の知れない波線状の跡がついている様子が拡散されたためだ。この「跡」は、一体何なのか。東急電鉄に取材した。
ホームドアのセンサーが「より車体を検知しやすくなるように」
車両側面の下半分には、まるで白いスプレーで次々とジグザグ模様を描いたかのように、波線状の跡がずらりとついている様子だった。Xでは、「普通に電車待っててこれ来たらビビる」「掃除あと?」「落書きに見える...」「グラインダーがけした後にしか見えないw」とさまざまな声が上がっている。
東急の広報担当者は9月9日にJ-CASTニュースの取材に応じ、跡の正体・理由について、
「ホームドアの車両検知センサーがより車体を検知しやすくなるように、車体表面にスプレーを塗布する対応を行いますが、今回塗布したスプレーの跡が残ってしまっており、このように浮き上がる形となりました」
と説明した。「対象車両は、順次導入している大井町線各駅停車用6020系で、9月上旬より順次施工しております」といい、その車両はスプレー跡が目立たないように対応するという。
「このたびはお騒がせしてしまいまして申し訳ございません。今後もお客さまが安全・安心・快適にご利用いただけるよう取り組んでまいります」とも伝えている。