大阪・関西万博の閉幕が近づく中、2030年にサウジアラビアの首都で開催予定の「リヤド万博」が、早くも日本のXユーザーの間で注目されている。
「楽しむには1週間では足りひんな」
会場全体で155万平方メートルの大阪万博に対し、リヤド万博は600万平方メートル──つまり約4倍の広さとなっている。東京ドームに換算すると前者は33個分、後者が128個分だ。リヤド万博の開催期間は30年10月1日~31年3月31日まで、4000万人以上の来場者を迎える計画だという。
先立って25年9月3日には、リヤド万博のコンセプトマスタープランを主導する建築事務所「LAVA」の公式サイトが更新され、上空から見た会場のイメージ画像が披露された。5つの円状エリアを中心に、乾燥した土地に建物群と緑が広がっている。
自然主導の都市デザインを掲げており、雨季の大雨時に水が流れる「ワジ」(涸れ川)をはじめサウジアラビア特有の景観から着想を得て、これらを再解釈したうえで、有機的で相互に繋がった空間網を作るという。一方で、最先端の敷地全域モビリティシステムを導入するとしている。下記のようにも説明した。
「国際的なイベントの開催地としてだけでなく、小売、飲食、コミュニティ体験を中心としたダイナミックなグローバルビレッジとして、シームレスに永続的な遺産へ進化するようデザインしています」
一連の情報はXでも拡散され、「大阪・関西万博でも広いなーと思ってたのに4倍って!!」「デカすぎるw」「街やん」「楽しむには1週間では足りひんな」と驚かれたほか、「これは美しすぎる...!!!」「すごい、SFの世界みたい!!」「夢あるな、めっちゃ行ってみたい」などと期待されている。
なお、前回のドバイ万博(UAE、21~22年)の敷地面積は438万平方メートルだった。