井上尚弥は「フェザー級厳しい」、元世界王者・亀田和毅が持論...年末予定のピカソ戦もバッサリ「やる意味ない」

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   プロボクシングの元世界2階級制覇王者・亀田和毅(TMK、34)が、2025年9月16日にユーチューブを更新し、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、32)が12月に予定している防衛戦について「やる意味がない」との見解を示した。

  • 亀田和毅選手(本人インスタグラムより)
    亀田和毅選手(本人インスタグラムより)
  • 健闘を称え合う井上とアフマダリエフ(井上のインスタグラムより)
    健闘を称え合う井上とアフマダリエフ(井上のインスタグラムより)
  • 亀田和毅選手(本人インスタグラムより)
  • 健闘を称え合う井上とアフマダリエフ(井上のインスタグラムより)

「井上は最後までずっと警戒していた」

   井上は14日に名古屋でWBA世界スーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、30)を相手に防衛戦を行い、3-0の判定勝利で王座防衛に成功した。

   試合はダウンシーンこそなかったが、井上がスピード、パワーで圧倒。最大8ポイント差をつけての完勝だった。

   井上は年内にもう1試合行う予定で、12月にサウジアラビアでWBC世界スーパーバンタム級1位アラン・ピカソ(メキシコ、25)と対戦する見通しだ。ピカソは7月に亀田京之介と対戦し、2-0の判定で勝利した。プロ戦績は32勝(17KO)1分け。

   将来的に井上との対戦を望んでいる亀田は、アフマダリエフとの防衛戦を現地で生観戦。井上の試合前に、テレビで世界スーパーミドル級4団体統一王者サウル・アルバレス(メキシコ、35)対テレンス・クロフォード(米国、37)戦を観戦したという。

   亀田は「クロフォードとカネロ(アルバレス)の試合を見てからの現地観戦だった」と前置きし、井上対アフマダリエフ戦を、こう振り返った。

   「あの試合を見てからの試合だからかもしれないけど、なんかちょっとパッとしなかった。(アルバレス対クロフォード戦を)見てなかったら『すごいな』となったかもしれないけど、今までの(井上の)動きではなかった。ちょっと、警戒しすぎていた。見ていて、『すごく警戒しているな』と。(井上が)いったらすぐに倒れるのに、最後までずっと警戒していた。それが作戦だったかもしれないけど」

「俺はやる前から言っていた。ムロジョンは大して強くない」

   井上対アフマダリエフ戦が行なわれる前に、自身のユーチューブチャンネルでアフマダリエフを「最強挑戦者ではない」と公言していた亀田。実際、井上とアフマダリエフの間に大きな実力差があったと指摘した。

   「スピードの差もあった。俺はやる前から言っていた。ムロジョンは大して強くないから。ピークの時に、(元WBA・IBF同級王者)ダニエル・ローマンと2-1(の判定勝利)だから。実際、(マーロン)タパレスにも負けている。(アフマダリエフは)そこのレベル。(井上は)スピードもあって、カウンターも入れていた。でも、強いパンチは打っていない。完全にヒットアンドアウエーでやっていた」

   そして、話題が年末のピカソ戦に及ぶと、次のように持論を展開した。

   「左一本で終わるやろ。正直、これはやる意味がない。(プロモーターが)サウジアラビアで1回出てもらおうかというくらい。それで、ピカソと試合をしようかという感じ。来年の中谷(潤人)戦に照準を合わせている」

   井上は、12月に計画しているピカソ戦に勝利すれば、26年春に世界3階級制覇王者・中谷潤人(M・T、27)と対戦する計画だ。そして、中谷戦をクリアすれば、1階級上のフェザー級挑戦が見えてくる。

   現在、フェザー級で世界王座を狙っている亀田は、「昨日の試合を見たら、フェザーはちょっと厳しい。ポイントアウトをするということを徹底すれば、もしかしたらポイントを取れるかもしれないが、パワーのある選手だったら厳しい。スーパーバンタム級でも大きい方ではないから。小さい方だから厳しい」との見解を示した。

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