男子マラソン・東京五輪6位入賞の大迫傑選手が2025年9月16日、15日に行われた陸上の世界選手権東京大会の男子3000メートル障害での、三浦龍司選手をめぐる「接触疑惑」にXで言及した。「起きたこと、それが事実であれなんであれ、それもスポーツ!」8位入賞した三浦選手だが、SNSではレース中の接触トラブルに関する指摘が相次いでいた。三浦選手はレース終盤、上位に浮上するも最後のハードル付近でケニアのセレム選手と接触。セレム選手に三浦選手の腕を引っ張るような妨害行為がみられたとして、SNSで切り抜き動画が拡散された。疑惑の場面に国内外からの批判の声が寄せられた。日本陸上連盟は16日、公式Xで「9月15日に行われた男子3000m障害物決勝における、三浦龍司選手と他の選手との接触につきまして、日本チームは妨害にあたると判断し、審判長へ抗議を行いましたが、抗議は棄却されました」と報告している。大迫選手は、自身のXを通じ「リアルタイムでは見られなかったけど、昨日の三浦くんのレース惜しかった!!」と反応し、トラブルをめぐる思いをつづった。「最後の障害を超えたあとに起きた事についての、みんなの『あーでもない、こーでもない』が時に選手を助けることもある。だから大いに言っちゃってください笑 起きたこと、それが事実であれなんであれ、それもスポーツ!」「中距離の位置取りが激しい競技では、珍しく無い接触なのかな?」続く投稿では、「ちなみに、周りが何を言っても結果が変わることはないと思うけど、選手にとって気持ちを整理する助けになることもあるのかなということ」と説明した。最終的な判断については、「僕の意見は、日本チームは抗議したはずだし、順位が変わらなかったのはそういう判断なんだと思う。中距離の位置取りが激しい競技では、珍しく無い接触なのかな?」としている。大迫選手の投稿には、「彼がレース直後のインタビューで、一切トラブルに触れず、更なる先を見ている姿に感銘。一方あなたのような超一流アスリートの冷静勝つ正直なコメントに、とても感謝」「中距離競技は格闘技要素が強くて、転倒や妨害は許容範囲という慣習があるのも事実。ただ、大怪我に繋がる危険性もあるから、接触についてもっと厳格な罰則がある方がいいかも」など、さまざまな声が寄せられている。
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