自民党総裁選に立候補するとみられている高市早苗衆院議員が2025年9月17日、Xで「殺傷能力がある中国製の玩具の拳銃が国内で大量に出回っている」との報道をめぐり、現状の対応を説明した。
「約1,000丁のうち、ほぼ全てを回収」
高市氏は「昨日は、殺傷能力がある中国製の玩具の拳銃が国内で大量に出回っているとの報道をご覧になった方々から、私にも心配のお声が多く寄せられました」と切り出した。
警察は22年6月以降、サイバーパトロールを通じて「玩具と称した17種類の真正拳銃」がインターネット通販サイトで販売されていることを把握。ウェブサイトなどによる広報啓発や、販売業者への依頼を通じて購入者や卸先を特定し、都道府県警察から連絡するなどして回収を進めてきた。
周知期間として一定の回収期間を設けた上で、現在は取締りに移行しているという。
高市氏によると、17種類中16種類については「これまでに警察で国内への流通を把握できた約1,000丁のうち、ほぼ全てを回収し、少なくとも33件を検挙しています」。
さらに「本年5月に新たに発見された1種類(17種類目)」については、7月から12月31日までを回収期間としており、「約15,800丁が国内に流通したものとみており、うち約2,600丁を回収したところ」と明らかにした。