地元唯一のスーパー休業、それでも町長が出張販売に反対? 山形・小国町は事実関係否定「苦慮している」

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「関係者欠席で話が進まなかったのを誤解されたのでは」

   これに対し、公社の代表をしている町長は、販売についての状況や今後どう継続するかの意向を聞こうと、出張販売の日にアポを取ってYZマート側と役場内で会った。しかし、カネジュウ商店側とは、同商店の都合が悪くなって会えなかった。このため、話が進まないまま協議が終わってしまったという。

「お会いしたときには、職員も同席しています。販売を巡って、町長からの苦言などもありませんでした。これ以上話が進められないことについて、誤解されたのかもしれません。どのようなお考えでご発言されたのか理解しがたく、大変苦慮しています」

   スーパーの今後は「町が考えることなので」との内容を伝えたかについても、アスモは、民間が運営しているとして、「町が言える立場ではありません」と否定した。

   アスモは、カネジュウ商店などで作る協同組合が運営しており、現在は組合が破産手続き中だという。破産管理は、管財人が行っているとして、今後については、こう話した。

「スーパーは、町の中心部にあって買い物に困る町民が出ますので、町としては、管財人や関係者と話をしながら、可能な形で販売できるように協議を進めています。カネジュウ商店側とは、直接お話を伺いたいと思っていますが、現在は、結論が出ておらず、見通せない状況です」

   YZマートの店長は19日、取材に対し、町側が答えた内容を伝えると、驚いた様子を見せた。

「販売は終わりにしてほしいとのニュアンスに聞こえましたが、町とトラブルを起こすつもりはありません。カネジュウ商店から依頼を受けて動いており、町の営業許可もないので、単独で販売はできません。今後は、カネジュウ商店のご意向に基づいて、販売について考えたいと思っています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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