米政府機関閉鎖、日本にも影響続々 SNS更新滞り、米軍交流イベント中止に「残念」の声

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   米政府機関が予算の失効で一部閉鎖されたことを受け、日本国内にも影響が及んでいる。そのひとつとして、米海軍横須賀基地の公式Xが2025年10月2日、5日に予定されていたイベント「日米親善ヨコスカフレンドシップデー2025」の中止を報告した。

  • 軍人職員は「給与なしで通常の勤務状態を維持」(写真は在日米軍司令部のXから)
    軍人職員は「給与なしで通常の勤務状態を維持」(写真は在日米軍司令部のXから)
  • 米軍普天間飛行場でもイベントが中止に。写真は海兵隊太平洋基地(MCIPAC)のXから
    米軍普天間飛行場でもイベントが中止に。写真は海兵隊太平洋基地(MCIPAC)のXから
  • 軍人職員は「給与なしで通常の勤務状態を維持」(写真は在日米軍司令部のXから)
  • 米軍普天間飛行場でもイベントが中止に。写真は海兵隊太平洋基地(MCIPAC)のXから

「アメリカ政府機関の封鎖に伴う諸規制により」

   アメリカ連邦議会は1日現地時間の0時過ぎ、予算案が可決されなかったことを受け、一部機関を閉鎖した。

   林芳正官房長官は2日の記者会見で、「他国の内政に関わることで、コメントすることは差し控える」とした上で、「米国政府とは様々なレベルで意思疎通を保っている」と説明していた。

   米政府機関の閉鎖による影響は各方面に及んでおり、小泉進次郎農水相は2日に予定していたブルック・ロリンズ米農務長官の会談を取りやめたことを発表している。

   こうした中、米海軍横須賀基地は2日、【残念なお知らせ】としてイベントの中止を発表した。

「10月5日の #ヨコスカフレンドシップデー2025 は、誠に残念ながら中止となりました」

   イベントでは、基地の一般開放と艦艇一般公開、ステージイベント、アメリカン屋台などを予定されていた。

   中止の理由については、「米国の政府閉鎖を受けやむおえず(原文ママ)この苦渋の決断に至りました」と説明。「楽しみにしてくださった皆様のご理解と変わらぬご支援に感謝します。また皆様と友好を祝える次の機会を楽しみにしています」としている。

   海兵隊太平洋基地公式Xも同日、「大変申し訳ございません。アメリカ政府機関の封鎖に伴う諸規制により、今年の普天間フライトラインフェアがキャンセルとなりました」と報告した。

「アカウントの更新は限定的になります」

   イベントの開催だけでなく、米政府関連のXアカウントにも影響が及んでいる。

   在日米軍司令部(USFJ)日本語版公式Xは、「2025年9月30日午後11時59分(米東部標準時)をもって、戦争省に対する最新の予算が失効しました」と投稿。

   職員らの待遇については「軍人職員は議会で継続予算案または予算が可決され、大統領が署名するまで、給与なしで通常の勤務状態を維持します。例外的な業務に従事していない民間人職員は、勤務停止および無給の状態に置かれます」と説明した。

   こうした背景から、今後の対応について「米連邦政府の予算失効により、このアカウントの更新は限定的になります」としている。

   在日米陸軍基地管理本部の公式Xも、職員らが給与なしでの通常勤務状態の維持を行うと発表した。

   アメリカ大使館公式Xでは、「米連邦政府の予算失効のため、このアカウントの定期更新を中断しております」と発表。

   「緊急時の安全および保安に関する情報を除き、完全に業務が再開されるまで更新はいたしません。どうぞご了承ください」とした上で、米政府の閉鎖期間の対応について「現時点では、米国内および米国大使館・領事館における旅券・ビザ関連の予約済みサービスは、状況が許す限り、予算失効期間中も継続されます」としている。

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