高市早苗新総裁、「ワークライフバランス」発言波紋に皮肉?「今日、日曜日ですよ」 X称賛「ユーモアと気品が同居」

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   自民党の新総裁となった高市早苗氏の「ワークライフバランスという言葉を捨てます」という発言が波紋を広げるなか、2025年10月5日、高市氏を取材する記者団に対し「今日、日曜日ですよ」などと声をかけた。SNSではこの発言に注目が集まり、「ユーモアと気品が同居してて最高」といった声が寄せられている。

  • 高市早苗氏(25年9月24日撮影)
    高市早苗氏(25年9月24日撮影)
  • 泉房穂氏のX(@izumi_akashi)より。一部加工。
    泉房穂氏のX(@izumi_akashi)より。一部加工。
  • 高市早苗氏(25年9月24日撮影)
  • 泉房穂氏のX(@izumi_akashi)より。一部加工。

石破首相が発言をフォロー「大丈夫かーいという気が」

   高市氏は4日に行われた総裁選で、小泉進次郎氏との決選投票の末、新総裁に選出。女性初の自民党総裁となった。

   高市氏は選出後の演説で、自民党について「全世代、総力結集で、全員参加で頑張らなきゃ立て直せませんよ」と触れ、「だって今人数少ないですし、全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます」と述べた。続けて、「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて、働いてまいります」と意気込みを語った。

   この「ワークライフバランスという言葉を捨てます」という発言が、波紋を広げた。Xでは、高市氏の覚悟に称賛や期待の声が寄せられた一方、「下々もそれを見習え、となってしまうんですよ」「それを『いい事』のようにトップが言うのがよくない」などの意見が寄せられた。参議院議員の泉房穂氏もXで「政治家本人が内心で『ワークライフバランスを捨てる』との思いをもって、仕事に精一杯打ち込むことは自由だが、それを口に出して、国民に対してメッセージとして発することについては賛同しがたい」と投稿した。

   なお、高市氏の演説の後、石破茂首相が「あそこまではっきりワークライフバランスをやめたと言われて、大丈夫かーいという気がせんではない」としつつ、「国家国民のために、次の時代のために(という)決意の表れだと思っております」と補足している。

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