米ドジャース専門メディア「ドジャース・ネイション」(ウェブ版)が2025年10月6日(日本時間)、デーブ・ロバーツ監督(53)が、ポストシーズンで韓国出身キム・ヘソン内野手(26)に期待を寄せていると報じた。9月2日に大リーグに復帰するも出場機会が激減キムは大リーグ1年目の今シーズン、開幕をマイナーリーグで迎え、5月に大リーグ昇格を果たした。ユーティリティープレイヤーとして、センター、ショート、セカンドの守備をこなし、代走としても活躍。ところが、7月中旬に左肩を痛め、これが影響して極度の打撃不振に陥り、7月30日に負傷者リスト入りした。9月2日に大リーグに復帰するも、出場機会が激減。ポストシーズンのロースター(出場選手登録枠)入りが微妙だったが、ワイルドカードシリーズ(WCS)、地区シリーズで登録枠を勝ち取った。チームはWCSでシンシナティ・レッズに2連勝して地区シリーズに進出。5日に敵地シチズンズ・バンク・パークで地区シリーズ第1戦を行い、東地区1位フィラデルフィア・フィリーズに5-3で勝利した。ポストシーズン3連勝と、チームが快進撃を続ける中、ここまでキムは試合に出場できずにいる。ロバーツ監督は、ポストシーズンのキムの起用法をどのように考えているのか。「ドジャース・ネイション」は、「デーブ・ロバーツ、キム・ヘソンがナショナルリーグ・シリーズでチームに貢献すると期待」とのタイトルでキムの起用法に言及した。「ヘソンはロースターにいてくれると心強い」記事では「キムはポストシーズンデビューをまだ果たしていないが、ロバーツ監督は、(地区シリーズ)第1戦勝利に先立ち、チームにおける彼の重要性と、KBOの元スター選手に対する今後の計画について語った」とし、ロバーツ監督が以下のようにコメントをしたと伝えた。「捕手のウィル(スミス)の状況を考えると、(ポストシーズンのロースターには)捕手を3人抱える必要がある。トミー(エドマン)の不確実性、マックス(マンシー)の復帰などを考えると、内野手のヘソンが加わるのは非常に大きい。ヘソンはロースターにいてくれると心強い。彼はいつか必ずチームを助けてくれるだろう」そして、ユーティリティープレイヤーとしてのキムの能力を高く評価。同じくユーティリティープレイヤーのトミー・エドマン選手(30)の「代役」を務めるだけの実力があると指摘した。「キムは守備面でも、特にトミー・エドマンの負担を軽減することができる。24年リーグチャンピオンシップMVPエドマンは、5月以来、足首の怪我に悩まされているが、内野と外野の要でもある。幸い、キムは、エドマンが一時的、あるいは長期的に代役を必要とした場合、守備面でその役割を十分に引き継ぐ能力がある」ナ・リーグ地区シリーズ第2戦は、7日にフィリーズの本拠地シチズンズ・バンク・パークで行われる。ドジャースはブレーク・スネル投手(32)、フィリーズはヘスス・ルサルド投手(28)が先発のマウンドに上がる。
記事に戻る