プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年10月6日にユーチューブを更新し、大学生No.1スラッガーの創価大・立石正広内野手(4年)が、今秋のドラフト会議で争奪戦になると予想した。
「性格は真面目というか、実直な真面目なタイプ」
山口・高川学園出身の立石は、甲子園出場の経験を持ち、大学では全日本入りを果たした。身長180センチ、体重87キロの内野手で、サードとセカンドのポジションをこなす。
スポーツ紙によると、今秋のドラフト会議では、1位での複数競合が予想されるという。
立石の高校の先輩である高木氏は、「ドラフト1位候補だが、ドラフト1位の中の1位じゃないかと。大本命だろうな。ほしいところはたくさんあると思う。即戦力で使える選手」とし、立石の人柄に言及した。
「性格は真面目というか、実直な真面目なタイプ。物静かで、内に秘めるタイプ。だからといって心の中が燃えていないかというと、ちゃんと燃えている。性格はそういうタイプ。すごく落ち着きがあり、浮足立ったところがない。地に足をつけて、しっかりと何でもしているという感じがする」
高校時代から立石を追っていたという高木氏は、打撃センスを高く評価している。本塁打などの長打が期待でき、なおかつ打率を残せる打者だと指摘。そして、打撃スタイルに触れ、プロで活躍する実際の選手を例に挙げて解説した。
「ヤクルトには、うってつけの選手」
「打ち方は、中日の石川(昂弥)のいい時のホームランの打ち方に似ている。あれが継続的に続く感じ。石川は軽い感じで打つ。ああいう感じ。パーンという感じで飛んでいくタイプ。だから確実性もあるし、打率も残せると思う。右打ちができるかといえば、簡単にやるタイプ。バッティングは伸びしろもあるが、完成品に近い。だから即戦力というふうに思っている」
「即戦力選手」と太鼓判を押す高木氏は、今秋のドラフト会議で立石の指名が予想される球団を独自予想。
「ヤクルトは絶対にほしいだろうね。村上(宗隆)が、いなくなるということは確定だから。その穴を埋める。(山田)哲人も、もしあれだったら悪い。足の具合とか。(サード、セカンド)両方できるといったら、ヤクルトには、うってつけの選手。ヤクルトは池山(隆寛)監督が大きく育ててくれそうな気がする」
ヤクルトは今シーズン、リーグ最下位に沈んだ。主砲・村上宗隆内野手(25)は今オフ、ポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦する可能性が高く、チームは内野の戦力補強が大きな課題となる。