サッカーJ1・ガンバ大阪が、日本時間2025年10月2日にタイ・ラチャブリースタジアムで開催した「AFCチャンピオンズリーグ2」(ACL2)でラーチャブリーFCと対戦し、2-0で勝利した。
Xでは、現地会場にペットボトル飲料を持ち込む際、蓋を外すだけでなく容器上部を切り落として入場する必要があったとの体験談が拡散され、「タイの飲食物持ち込みルールは厳しいですね」などと驚かれている。一体何があったのか、ガンバ大阪に取材した。
「今回のスタジアム以外で適用されるとは限らない」
2日は試合後半にMF・安部柊斗選手、FW・食野亮太郎選手がシュートを決め、2点を勝ち取った。ガンバ大阪の公式Xは、会場に130人以上のサポーターらが集まったとして、「皆さんの声援が本当に心強く、勝利への後押しになりました!ありがとうございました」などと報告している。
一方、先のペットボトルの話を受けて、Xユーザーの間では「マジか。これはすごいな。厳戒態勢やん」「タイの飲食物持ち込みルールは厳しいですね」「Jリーグのスタジアムでは存在しないだろうなぁというマナーがラーチャブリーのスタジアムで...」「まあペットボトル爆弾は本当に危ないから...」「持ち込めるだけマシ」といった声が広がった。
ガンバ大阪の広報担当は9日、現場で立ち会った同クラブ運営担当から聞き取りを行ったとしながらJ-CASTニュースの取材に答えた。前提として、現地の規定や今回の対処方法は「今回のスタジアム以外で適用されるとは限らない」としている。
そのうえで、「切り落とす必要があったことは事実。現地規定上、ペットボトル・瓶缶の持ち込みがNG、コップであればOKであった」と説明した。つまり、ペットボトルの飲み口部分も含めて上部を切ることで、コップの形に対応したわけだ。
Jリーグの試合では原則「移し替え用コップ」があるものの、今回は入場ゲートにコップがなかったという。なお、ペットボトルを切ったのは現地にいた全員ではないとも補足した。
「高温多湿の環境であったため」クラブ運営らが交渉を重ねた結果
詳しい経緯としては、まず規定に対してガンバサポーターが「ペットボトルでも密閉せずキャップを外せば、OKなのか?」と尋ねたところ、現場スタッフがNG。その後、ガンバサポーターが同クラブ運営担当立ち合いのもと「ペットボトルを切り、コップのような形にすればOKか」と聞き、現場スタッフの許可が下りたとのことだ。持ち込みが実現した背景は、
「高温多湿の環境であったため、なんとかしてスタジアム内に水分を持ち込むために現場警備スタッフと幣クラブ運営担当・ガンバサポーターが交渉を重ねたとのこと」
とも伝えた。ペットボトルの切る位置は、現場警備スタッフが判断したという。
ガンバ大阪が出場した国内外の試合で同様の対応を行うスタジアムは過去にもあったか、どのような事情があるとみられるかに関しては、「過去については分かりかねるとのことです」と説明した。
平日のタイ開催にも関わらず、130名以上のファン・サポーターが駆けつけてくれました????????????
— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) October 3, 2025
皆さんの声援が本当に心強く、勝利への後押しになりました!
ありがとうございました????????#ACL2#ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA pic.twitter.com/G2bq3pBCiH
90分( +5 ) 試合終了 AFCチャンピオンズリーグ2 2025/26 MD2 ラーチャブリーFC 0-2 G大阪[Ratchaburi Stadium] #ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA https://t.co/6KcERJ6qPN pic.twitter.com/zVm9ZqQPee
— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) October 2, 2025