名物投資家・桐谷さんの他局出演制限でわかった...「月曜から夜ふかし」の深刻なマンネリ化

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2人を超えるキャラクターが現れていない問題

   もう一人の名物素人が「フェフ姉さん」だ。

   2016年に東京・渋谷の街頭インタビューで偶然出会った彼女は、「フェス」を「ふぇふ」と発音するなど滑舌の悪さが話題になった。

   その後、番組では全国のフェスリポート、TOEIC受験、婚活などにチャレンジ。2020年8月の放送でキックボクシングのプロを目指すと宣言してからは、毎回のようにその後を密着するようになった。

   そして、今年の正月スペシャルではようやく、キックボクシングのプロテストに合格。だが、10月13日のオンエアでは、せっかく合格したものの半年間キックボクシングをやっていないことが判明。そして、改めてフェスリポートを兼ねて「水上大運動会」に、「フェフ姉さん」の友人・多田さんらと5人チームで挑んだ。

   このように、毎回スペシャル放送で角度を変えながら繰り返し登場している桐谷さんとフェフ姉さん。2人の過剰露出の理由はただ1つ。この2人を超えるキャラクターが現れていないからだ。

   番組側は視聴者が「またか」と言いながらも、パブロフの犬のように条件反応的に見てくれることを期待しているのだろうが、既存の素人を囲い込むことに注力し、過去の遺産に頼るままでは、視聴習慣もいつまで続くかは分からない。

(川瀬孝雄)

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