使用済み食器一式が「なか卯」厨房の床一面に放置...SNSで波紋 運営会社謝罪「人員体制の強化に努める」

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   和食チェーン「なか卯」の店舗で、厨房の床一面に使用済みの食器が放置されていたと報告するX投稿が拡散し、運営体制の不備を指摘する声などがSNS上で相次いでいる。同社の広報担当はJ-CASTニュースの取材に対し、この内容は事実だと認めた上で謝罪した。

  • なか卯(写真:西村尚己/アフロ)
    なか卯(写真:西村尚己/アフロ)
  • なか卯公式サイトより。営業時間変更に関する発表
    なか卯公式サイトより。営業時間変更に関する発表
  • なか卯(写真:西村尚己/アフロ)
  • なか卯公式サイトより。営業時間変更に関する発表

「提供するべきサービス水準に満たなかった」

   発端となったのは、2025年10月24日のX投稿だ。「なか卯」の運営体制が崩壊しているとして、カウンター側から見える厨房の様子を公開していた。

   この写真には、トレーに載った使用済みの食器一式が、シートなどを敷かずにそのままの状態で、厨房の床一面に並べられている様子が写っている。また手前に写る半券には、同日24日午前7時ごろに商品を注文した表記があり、「なか卯」のロゴも入っている。

   この投稿は28日18時までに1400万件近く表示されるなど注目を集め、「うちの地元のなか卯もスタッフ不足で回ってない」「絶望的な人手不足でしかない」「以前飲食で働いてたから同情する」「なんとかしてやってくれ本部」などの指摘が相次いでいた。

   なか卯・広報担当は10月28日に取材に応じ、「当日ご来店いただいたお客様に、ご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。

   この問題は24日朝の時間帯に発生し、この時間帯に勤務する予定だった従業員1人が急きょ欠勤したため、「本来お客様へ提供するべきサービス水準に満たなかった」ことが原因だとしている。

   さらに、改善策として「今後は、お客様へ満足のいくサービスが提供できる人員体制の強化に努めるとともに、欠員発生などの際、本部を含めた迅速な情報共有による人材の適正配置を行ってまいります」などと説明している。

   「なか卯」を巡っては25年5月、一部店舗を除く全店で23時間営業に変更すると発表していた。午前3時から午前4時までの1時間を清掃業務に充て、店舗水準の向上を図るとしていた。

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