元衆院議員の宮崎謙介氏が2025年11月1日に、石破茂前首相の地元・鳥取について「インフラ整備がなされてない」などとし、石破氏の政治手腕を批判した。これに、石破氏本人がXで反応を示した。「地方にはそれぞれにポテンシャルがあり、郷土愛があります」宮崎氏は、石破氏がインタビューで、新たに自民党と連立を組んだ日本維新の会や、高市早苗内閣がコメ政策を方針転換したことについて、批判的なコメントをしたことを報じた産経新聞の記事のリンクを投稿。次のようにコメントし、石破氏を批判した。「先日、人生で初めて鳥取県に行ってきた。石破茂氏のお膝元。鳥取の皆様には申し訳ないが、鳥取駅前の活気のなさ、インフラ整備がなされてないことから、政治家の力がないことを実感してきたところ。総理を経験されて、さすがに目が覚めたのではないかと思ったのだが」これに対し、鳥取に対して失礼だとする批判の声が相次いだ。国光あやの外務副大臣は、2日にXで、宮崎氏の投稿を引用し、「鳥取に先日出張してきました。地元の皆さん、温かく、食べ物は美味しく、鳥取に誇りをお持ちで、すばらしい街でした」と鳥取を評価した。さらに、「データでも国の経済的豊かさ(支出、通勤時間除く)は全国2位、医療や教育のランクも上位」と指摘し、それを示すグラフや表も添えた。最後に、「地方にはそれぞれにポテンシャルがあり、郷土愛があります。多面的な評価が必要と思います」と反論した。これを、石破氏がXでリポスト(拡散)した。この反応に、「自分は批判されてもいいが、鳥取の侮辱は許せなかったのだろうな」「石破前総理が、ご本人以外の投稿をリポストしたのを初めて見ました」といった声が寄せられた。国光氏は石破氏のリポストを受け、4日に「石破前総理、リポストありがとうございます!宮崎先輩には誠に恐縮ですが、鳥取の底力を信じる1議員として(地元茨城と同じく)、そのエビデンスとともに投稿させていただきました。各地方が自信と誇りを持ち発展されることをサポートして参ります!」とコメントしている。
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