新型iPhoneは、プロセッサーの処理性能や機能だけでなく「本体のカラーリング」も大いに注目される。たとえば、2025年発売のiPhone17Proのコズミックオレンジは見た目にも抜群のインパクトを放ち、大きな話題になった。このコズミックオレンジは、それまでのApple製品の印象を一切拭い去ってしまうほどの派手さ。これはiPhoneのアルミ製の筐体に、特定の色をどのように着色するのかという技術的問題もからんでいる。では、来年(2026年)の発売が噂されているiPhone18Proのカラーはどうなるのだろうか。候補は3色?中国SNSウェイボーで情報を発信するInstantDigital氏が10月31日に公開した投稿には、「iPhone18Proのコーヒーブラウン、パープル、ワインレッド。この中から選ぶとしたら、どれがいいですか?ブラックは来年は発売されないようです」と書かれていた。このアカウントが発信するリーク情報は外れることも少なくないが、それでも1つの参考になるということで注目されている情報源だ。書き方からして、今のところ候補は3色存在し、その一つが選定される......といった具合である。が、この3色のいずれかだとしても、非常に目立つ色になることは間違いない。特にコーヒーブラウンは、それまでのiPhoneにはなかった色。具体的な濃淡は不明だが、極めて特徴的なカラーになることは間違いないだろう。また、パープルはiPhone12/12miniのパープルを連想すればよいか。こちらは淡い印象の、上品な見た目のカラーだった。ただ、中国語でも日本語でも「紫色」にはさまざまなバリエーションがある。iPhone12のような感じになるのか、あるいは、もっと濃く暗い感じの紫になるのか、そのあたりの詳細情報は今のところ不明だ。それに比べたら、ワインレッド(中国語では酒紅色)は特定範囲の狭い言い回し。このカラーが実現すれば、iPhone18Proはインパクトのある見た目になるだろうし、iPhone14以来の「赤いiPhone」になる。「赤系統のiPhome」には偽情報の過去ももっとも、新型iPhoneの新色の噂に関しては「iPhone15のダークレッド」という事例がある。これは2023年の初頭に浮上した噂だったが、実際にAppleが発表したiPhone15のカラーラインナップに赤系統はなかった。つまり、「iPhone15のダークレッド」自体が偽情報だった。Appleが情報のリークに手を染めた社員を特定するために流したデマとも言われている。今回の「iPhone18Proのカラー」に関しても、話半分程度に記憶しておいたほうが無難と言える。(澤田真一)
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