韓国人投手は「完全絶滅」状態なのに 大谷翔平、山本由伸に続いて今井達也出現、日本勢大活躍に韓国メディア羨望

   韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年11月12日、大リーグの特集記事を組み、大谷翔平選手(31)、山本由伸投手(27)ら日本人投手が大リーグで活躍する現状を「うらやましくてたまらない」とした。

  • ドジャース日本人トリオ(ドジャースインスタグラムより)
    ドジャース日本人トリオ(ドジャースインスタグラムより)
  • 韓国出身大リーガーのひとり、ドジャースのキム・ヘソン選手(左)
    韓国出身大リーガーのひとり、ドジャースのキム・ヘソン選手(左)
  • ドジャース日本人トリオ(ドジャースインスタグラムより)
  • 韓国出身大リーガーのひとり、ドジャースのキム・ヘソン選手(左)

「大谷、山本に続き、またもや大物投手のデビューが間近」

   現在、大リーグでは多くの日本人投手が活躍している。

   今シーズン、ワールドシリーズを制覇したロサンゼルス・ドジャースには、大谷、山本、佐々木朗希(24)の3投手が所属。この他にも、ダルビッシュ有(パドレス、39)、千賀滉大(メッツ、32)、菊池雄星(エンゼルス、34)、菅野智之(オリオールズ、36)、今永昇太(カブス、32)らが、それぞれのチームで活躍している。

   一方、韓国出身の投手は現在ゼロ。韓国プロ野球(KBO)リーグの元セーブ王、コ・ウソク投手(27)が、24年から米国でプレーしているが、2年間マイナー暮らしが続き、1度も大リーグに昇格していない。

   大リーグで多くの日本人投手が存在を示す中、今オフ、西武・今井達也投手(27)がポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦する。米メディアによると、複数球団による争奪戦が予想されるという。

   このような状況の中、「スポーツ朝鮮」は「うらやましくてたまらない、MLBの韓国人投手が絶滅状態なのに、日本の投手は『全盛期』大谷、山本に続き、またもや大物投手のデビューが間近...西武エース・今井のポスティング株価、急騰の兆し」とのタイトルで記事を展開した。

「『永遠のライバル』である日本の状況は全く異なる」

   記事では「韓国投手と日本人投手のレベル差が、どうしてここまで開いてしまったのか」と投げかけ、こう続けた。

   「KBOリーグを代表する投手たちが大リーグの門を叩いたが、大きな成功は収められなかった。結果的に現在大リーグの舞台で韓国人投手は『絶滅状態』と言える。一方、『永遠のライバル』である日本の状況は全く異なる。現在、NPBは大リーグの代表的な選手供給源として最高の脚光を浴びている。特にNPB出身の投手たちが大リーグで振るう威容はあまりにも煌びやかで、腹が痛くなるほどだ」

   今オフは、西武のエース今井が大リーグに挑戦する。作新学院高校出身の今井は、16年ドラフト会議で西武に1位指名され入団。西武一筋でプレーし、8年通算56勝をマークした。23年から3年連続で10勝を挙げ、日本を代表する投手に成長した。

   「スポーツ朝鮮」は、今井の実力を山本と比較しながら、こう分析した。

   「今井の身長は180センチで、アメリカ人選手に比べると非常に小さい。しかし、この条件は、もはや弱点として指摘されない。今井と似た体格の山本が示したパフォーマンスのおかげだ。今井もまた山本のように小柄な体格にもかかわらず、『強い耐久性と柔軟性から生まれる圧倒的なピッチングを披露するだろう』という期待感が形成されている。大リーグにおける日本投手たちの株価は完全に天井を打った」

   そして、KBOリーグの投手事情を踏まえ、大リーグにおける韓国人投手の「評価」に言及した。

「KBOの投手たちは、市場で評価すら受けていない」

   「日本人投手に対しKBOの投手たちは、市場で評価すら受けていない。現在『完全絶滅』状態であり、今後も当分、大リーグの舞台に進出する可能性のある投手は見当たらない。KBOリーグ内では莫大な年俸を受け取り、ファンの歓声に包まれているが、肝心の海外舞台に挑戦することすら難しい状況だ。まさに『井の中の蛙』と言える。残念だが、これが現実である」

   大リーグでは今シーズン、韓国人投手の登板はなかったが、野手ではキム・ヘソン内野手(ドジャース、26)、イ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ、27)、キム・ハソン内野手(ブレーブス、30)らがプレーした。キム・ヘソンは、大谷、山本、佐々木とともにワールドシリーズに出場した。

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