コーヒーカップに大きく「L」、それでも「Mサイズ」の不思議 ナイツ塙「クレーム」で再注目、ローソンが進める対策とは

「カップ下部に本年9月から順次サイズ表記を追加」

   4月には、ローソンを訪れた客による体験談のX投稿が、大きな話題になった。

   この客は、コーヒーカップのSサイズを求めたところ、店員がカップを出してくれたが、「LではなくS」と伝えた。すると、店員から、ローソンのLを指すと言われたという。

   客は、ローソンの頭文字を誤解したことについて、恥ずかしかったと告白した。この話題は、ネットメディアも取り上げていた。

   その前後のX投稿を見ても、カップのL表示は、サイズと誤解しかねないとの同様な書き込みが多くあった。

   カップの大きさを間違えて購入した人は、実際どのくらいいるのだろうか。

   ローソンの広報部は11月13日、J-CASTニュースの取材に対し、こう答えた。

「人数については集計しておりませんが、3つ星ローソンのロゴの印字をLサイズのカップと勘違いされるケースも発生していると聞いています」

   Lのマークは、プライベートブランドのロゴで、3月から採用しているとし、「マチカフェのカップ以外にも多くの商品パッケージに記載しています」と説明した。Lの下の3つ星は、「圧倒的な美味しさ、人への優しさ、地球(マチ)への優しさ」という同社が掲げる3つの約束を表現しているという。

   コーヒーカップについては、順次3つ星のロゴに切り替えている。サイズと勘違いするケースがあることを踏まえ、次のような対応をしていると明らかにした。

「ロゴが紛らわしいというお客様からの声を受けて、社内検討のうえカップ下部に本年9月から順次サイズ表記を追加しておりますが、今後もマチカフェのカップについてはお客様のご意見を伺いながら、よりわかりやすい表現の検討をしてまいります」

   実際、ローソンでMサイズのコーヒーを購入すると、ロゴのLよりは小さめだが、「M SIZE」と記されていた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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