「睡眠時間は2時間から4時間」と国会で答弁した高市早苗首相に、「報道ステーション」(テレビ朝日系)の大越健介キャスターが、2025年11月13日放送で「周囲の事も考えて」と冷や水をザンブリ浴びせた。「お肌にも悪い」と自虐するが高市首相は自民党総裁に選出されたときも、「ワーク・ライフバランスという言葉を捨てます。働いて、働いて、働いて、働いて、働きます」と馬車馬宣言し、11月7日の衆院予算委の初日には午前3時に総理公邸に"出勤"して、秘書官を集めて勉強会を開いた。「国家、国民のために懸命に働いていく」姿をアピールする狙いのようだが、振り回される周囲はてんてこ舞いだという。13日の参院予算委員会で共産党の小池晃書記局長から、高市政権が進めようとしている労働時間制限の緩和は「時代の流れに逆行している」と質問を受けると、「私も睡眠時間はだいたい2時間から長い日で4時間です。だからお肌にも悪いと思っております」と、自らの働き者ぶりを自虐ギャグにして答弁した。「高市さん自身の超人的な働き方が」これを大越キャスターは、「高市政権になってから、しばしば働き方の問題が議論に上っていますけれども......」とこう皮肉った。「(議論になっている)理由はいろいろありますが、その理由の一つは、やはり高市さん自身の超人的な働き方があるんだと思うんです。睡眠時間は2時間から、長くて4時間くらいと発言していらっしゃいましたが、酷かもしれませんが、周囲に心配をかけないことも、リーダーの心得と考えて、どうかお体を大事になさってください」午前3時出勤については、その日の国会で問題視され、「秘書官、SP(警護官)さん、ドライバーの方にはご迷惑をかけたと思っている」と答弁した。(シニアエディター関口一喜)
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