楽天・辰己涼介は「FAしても自分の首を絞めるだけ」、権利行使に識者酷評...「とりたてて必要かといえば難しい」

「この成績でメジャーでは難しいと思う」

   「使われ方には、成績があるから。いくらレギュラーを張っていても、1割台のバッターは使えない。それを考えると、『使われ方』とわがままを言ったところで、『じゃあ、成績を出せばいいじゃないか』という話になってくる。何かあるのかな、裏で。FAしても、自分の首を絞めるだけだなと思う」

   辰己は俊足、強肩で、守備には定評がある。25年のゴールデン・グラブ賞の外野手部門に選出され、同賞の受賞は5年連続5度目。

   辰己の守備力を高く評価する高木氏は、一方で打撃力には疑問符をつけ、次のように持論を展開した。

   「『(辰己が)いたらいいよな』という球団は、たくさんあると思う。でも、とりたてて必要かといえば、今年みたいな成績だったら、この選手で補えるというような成績だから。そこらへんが難しい。抜群の成績を残しているというのなら取りやすいが、今年(打率が)2割4分。100安打いっていない。結構厳しいと思う」

   そして、現状の実力を踏まえ「この成績でポスティングをして、メジャーの球団が手を挙げたとしても、マイナー契約だろう。この成績でメジャーでは難しいと思う」との見解を示した。

   13日にすべて球団との交渉が解禁され、辰己はオファーがあった各球団と交渉する方針だという。

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