「素人判断」で数十万円の大損!亡き父の激レアカメラを勝手に売却→家族ブチギレ 遺品整理の落とし穴

「遺品整理と相続」の落とし穴

   遺品整理は単なる片づけではなく、「財産確認の作業」と考えるべきだ。現金や不動産だけでなく、趣味の品や貴金属も相続税の対象になる場合がある。価値を確かめずに処分すれば、財産目録の作成や申告に影響するおそれがある。

   家族の信頼を失わないためにも、「早く片づける」より「正しく残す」ことを優先したい。整理の段階から専門家に相談し、第三者が財産の内容や価値を確認できる体制を整えることが、結果的に、トラブルを防ぐ最も確実な方法である。



【プロフィール】
石坂貴史/証券会社IFA、AFP、日本証券アナリスト協会認定 資産形成コンサルタント、マネーシップス運営代表者。「金融・経済、住まい、保険、相続、税制」のFP分野が専門。

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