社民党のラサール石井参院議員が2025年11月15日にXで、12日に開かれた参院予算委員会で立憲民主党の蓮舫議員がクイズ形式で質問したことについて、その意図を解説した。数字を「議事録に残す」ことが重要発端となったのは、蓮舫氏が企業・団体献金について高市早苗首相に質問する際、「いま自民党支部は全国にどれだけありますか?」と尋ねたことだ。これに高市氏が「7757支部でございます」と答弁したものの、蓮舫氏は、自身が総務省が受け取った資料では「7766支部」になっているとした。この答弁は高市氏の数字が最新で、蓮舫氏の資料の数字が古かったこともあり、ネット上から「質問者も答えを間違えているクイズを出す意味はあるのか」といった指摘が寄せられていた。ラサール氏はXでこの動画を転載したポストを引用し、「こういう『数えれば分かる』と言った、分かりきったことを聞いて、大臣や官僚に答えさせるのは、正確な数字の前程(原文ママ)を議事録に残すためです」と説明。「いくら資料があっても発言にならなければ残りませんから」と説明していた。「事実を一つ一つ積み重ね、結論に導くための質疑応答」また、「国会中継をよく見ていれば皆さんやっています。蓮舫議員がバカな質問しているわけではありません」とネット上の声に反論していた。このポストに対し寄せられた声にラサール氏は、「相手に言わせる事が大事です」と主張。さらに「クイズショーではありません。事実を一つ一つ積み重ね、結論に導くための質疑応答です」とつづっていた。この投稿にラサール氏の元には、「相手に答弁させることに意味があるということを理解していない人はとても多い」「言質を取るために行うものでありそれはイロハのイですよね。」という声のほか、「議事録に残す目的であれば、クイズをする必要性はない」「双方反対しない事実確認レベルなら、自分の質問に数字を入ればいいだけでは?」という指摘も寄せられていた。
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