参政党の神谷宗幣が2025年11月16日の街頭演説で、SNSで「脱炭素」とするべきところを「脱酸素」としているX投稿の画像や動画が拡散されていたとして、「スタッフが間違えて」などと言及した。
「脱酸素したらそれは窒息しますよ」
神谷氏をめぐっては、11月13日の参院予算委員会での質問内容を予告するなかで、「脱酸素政策について」と記載された12日の投稿の画像がXで拡散されていた。なお、現在神谷氏のXで確認できる投稿には、「脱炭素政策について」と正しく記載されている。
さらにこれを発端に、11月6日の国会質疑で、日本の脱炭素政策の推進に疑問を感じるとして質問した際にも、「脱酸素」と言っているように聞こえるとして、切り抜き動画が拡散された。なお、拡散された動画の直前にも神谷氏は同じ単語を話しているが、こちらははっきりと「脱炭素」と聞こえる。また、文脈からも「脱炭素」について話していることがわかる。
神谷氏は16日に愛媛県で行った街頭演説で、この件に言及した。神谷氏は、参政党が掲げる外国人の受け入れに関する考えについて、「話をねじまげて外国人差別だ、ヘイトだと言って」とし、妨害活動などをされていると主張。その中で、拡散されている投稿について次のように言及した。
「もう最近なんか叩くところないから、私のスタッフが間違えて『脱炭素』を『脱酸素』って書いちゃったんですよ。そしたらそれを切り取ってですね、『参政党は酸素をなくすらしい』とか言ってですね。もうネットで盛り上がってますよ」
続けて、「小学生か!」と声を張り上げ、「もうね、レベルが低すぎる。脱酸素したらそれは窒息しますよ」「まあ間違えるスタッフもスタッフですけど」と話した。
神谷氏のこの発言はXで拡散され、注目を集めた。「それが仮に事実だとしても、スタッフのせいにしてはいけないよ...」「もしそれが部下の間違いであってもその責を負うのは上の者の務め」といった意見も寄せられている。