外国人観光客に「ランチタイム来店遠慮して」 富士そば店舗の貼り紙が波紋、運営会社は撤去指示「失礼だった」

「お客様に対してすることではなく、正していきたい」

   店舗を運営するダイタングループの子会社「ダイタンミール」の責任者は11月21日、J-CASTニュースの取材に対し、貼り紙を出していたのは、東京都港区内の神谷町店だったと説明した。

「お客様から、『外国の人も来ていて、利用しにくくなった』との意見が8月14日にあり、店独自の判断で、その後から貼ったと聞いています。昼間のランチタイムにお客様が集中する店だったようです。お客様に対して失礼になると考え、外すように指示しました。私どもの管理不足もあって、このようなことになってしまいました」

   会社からの指示を受け、神谷町店では、21日に貼り紙を外したという。

   ネット上では、店の対応に賛同する声も多いが、こう説明した。

「スーツケースなどを持って来られる方もおられますが、それが悪いとは考えていません。色々なご意見はあると思いますが、うちが悪かったと考えています。お客様に対してすることではなく、正していきたいと思っています」

   秋葉原店のように、外国人向けなどにグレードの高い商品を出しているケースもあるが、基本は、庶民向けの低価格商品を主力として店を運営しているという。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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