韓国スポーツメディア「SPOTVNEWS」(ウェブ版)が2025年11月28日、今オフ大リーグ移籍を目指す韓国出身ソン・ソンムン内野手(29)の特集記事を公開し、ロサンゼルス・ドジャース入りの可能性に言及した。「村上や岡本といった選手を獲得するよりも優れた選択」ソンは韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズに所属する選手で、球団公式サイトによると、身長182センチ、体重85キロの右投げ左打ちの内野手だ。15年にキウム・ヒーローズに入団し、22年シーズンにレギュラーの座を獲得して頭角を現した。昨シーズンは142試合に出場し、打率.340、19本塁打、104打点、21盗塁、出塁率と長打率を合わせたOPSは.927だった。今シーズンは144試合に出場して打率.315、26本塁打、90打点、25盗塁を記録。OPSは.917だった。今オフにポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦する。複数の大リーグ球団がソンに興味を示している中、米ドジャース専門メディア「ドジャース・ウェイ」(ウェブ版)が、ソンのドジャース入りの可能性に言及。サードのレギュラーであるマックス・マンシー内野手(35)のバックアップ要員に適しているとした。記事では、今オフ大リーグに挑戦するヤクルト村上宗隆内野手(25)と、巨人・岡本和真内野手(29)を引き合いに出し、同じ内野手であるソンの「価値」に言及した。「ソンは29歳で、26年シーズン中に30歳になるため、昨オフ、キム・ヘソンがドジャースと契約した3年総額1250万ドルが、現実的なラインとなり得る。ある意味では、村上宗隆や岡本和真といった選手を獲得するよりも、優れた選択と言えるだろう。村上、岡本ともに、フリーエージェント市場でより長期契約を結ぶ可能性が、はるかに高いからだ」「打撃面ではキム・ヘソンよりも優れた姿を見せた」同メディアは、ドジャースに所属する韓国出身キム・ヘソン内野手(26)の存在が大きいとし、「キムはかつてのKBOチームメイトであるソン・ソンムンを勧誘することで、ドジャースの非公式スカウトとして活動する可能性もある」と指摘した。このような報道を受け、韓国メディア「SPOTVNEWS」は「『キム・ヘソンが手助けする可能性も』ソン・ソンムンはマンシーのバックアップが可能」などのタイトルで記事を展開した。「スターニュース」(ウェブ版)は、「最近2年の活躍を見ると打撃面ではキム・ヘソンよりも優れた姿を見せ、足の速い内野手」とし、「ここ数年、オフの戦力補強で巨額の投資を続けてきたドジャースにとって、最小限の投資で効果を狙える人材だ」と分析した。今シーズン、数人の韓国出身選手が大リーグでプレーした。キム・ヘソンをはじめ、イ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ、27)、キム・ハソン内野手(ブレーブス、30)らが、それぞれ活躍。パイレーツのペ・ジファン外野手(26)は、4月上旬にマイナーに降格した。来シーズン、ソンは大リーグでプレーすることができるのか。今後の展開に注目が集まる。
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