自民党・小林鷹之政調会長が2025年11月30日にXで、複数の「番記者」から誕生日を祝ってもらったと報告した上で、記者たちとの集合写真を公開した。この写真がSNSで波紋を呼んでおり、「取材する側とされる側の距離がおかしい」「この写真の記者は恥ずかしいと思うべき」などの声が寄せられている。「番記者が誕生日祝うなんておかしい」小林氏は11月29日に51歳の誕生日を迎えた。SNS上で波紋を呼んでいるのは、翌30日に投稿した記念写真だ。小林氏は「昨日51歳になりました」と報告し、「何歳になっても誕生日はありがたいものです」とつづった。続けて小林氏は、「多くの方に支えられていることに感謝しつつ、年相応の深みが出るよう研鑽を積んでまいりますので、皆さん、よろしくお願いいたします!」と呼びかけ、最後に「お祝いしてくれた番記者さん達と」と紹介しながら、1枚の写真を公開。この写真では、真ん中に座る小林氏を大勢の人物が囲んでいる。だが小林氏以外にはモザイクがかけられている。この投稿を受け、立憲民主党・打越さく良参院議員は12月1日にXで、毎日投稿している「今日の一句」として、「権力に近けりゃ監視鈍ります」と詠み上げて批判した。同党・田島麻衣子参院議員も同日にXで、「第四の権力と呼ばれるジャーナリズムの最初の役割は、権力監視。SNSに呑気に出す時点で、政治家側もその意識が全くない事がわかる」と指摘した。このほか、SNS上では、「普通の国はマスコミと政治家が密接にならない」「メディア役割は権力の監視だよ」「報道終わってる...」「番記者が誕生日祝うなんておかしい」「メディアが馴れ合いすぎ」「番記者さん仕事を間違っている」「自分で写真を上げるなんて、どういう感覚してるんだ...癒着じゃないか」などの声が上がっている。
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