ソフトバンク自由契約の有原航平、大争奪戦が勃発 古巣・日本ハム調査報道も...本人の決断は

   日本ハムがソフトバンクを自由契約となった有原航平(33)の獲得に向けて調査を進めていることが2025年12月3日、スポーツ紙で報じられた。

   有原は3年契約が切れる今オフにメジャー再挑戦を希望。一方で昨年、今年と2年連続最多勝に輝いた実績をNPBの他球団が注視している。

   先発のコマ不足に悩む巨人だけでなく、かつて所属していた古巣の日本ハムも獲得レースに参戦することに。ソフトバンクも慰留に努めており動向が注視される。

  • 福岡ソフトバンクホークスの本拠地・みずほpaypayドーム
    福岡ソフトバンクホークスの本拠地・みずほpaypayドーム
  • 2021年と2022年はレンジャーズに所属した有原航平(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    2021年と2022年はレンジャーズに所属した有原航平(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 北海道日本ハムファイターズの本拠地・エスコンフィールドHOKKAIDO
    北海道日本ハムファイターズの本拠地・エスコンフィールドHOKKAIDO
  • 福岡ソフトバンクホークスの本拠地・みずほpaypayドーム
  • 2021年と2022年はレンジャーズに所属した有原航平(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 北海道日本ハムファイターズの本拠地・エスコンフィールドHOKKAIDO

日ハムにとっては大きなプラスアルファに

   ソフトバンクと熾烈な優勝争いを繰り広げたが、あと一歩届かなかった日本ハムにとって、魅力的な右腕であることは間違いない。

   先発陣を見ると、今季14勝で有原と共に最多勝に輝いた伊藤大海を筆頭に、北山航基、達孝太、金村尚真、福島蓮と伸び盛りの若手のほか、加藤貴之、山下福也と実績のある投手がそろっている。

   ただ、相手球団のマークが厳しくなる中で来年も若手たちが先発ローテーションを守り、高水準の成績を残し続けるのは容易ではない。大崩れせずに先発できっちりと試合を作る有原が加入すれば、大きなプラスアルファになる。

「有原の獲得でソフトバンクの戦力を削ぐことができるのも大きい。今年は防御率3.03と日本球界に復帰した3年間では最も悪い数字でしたが、それでもモイネロと左右の両輪で175イニングを投げている。ソフトバンクにとってこの数字を埋めるのは容易ではないですし、ライバル球団の日本ハムに移籍となれば痛手になる」(スポーツ紙記者)

   メジャーの舞台にもう一度挑戦するか、条件次第ではNPBで来年以降もプレーすることが選択肢に入ってくるだろう。有原は熟考の末にどのような決断を下すか。

(中町顕吾)

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