現役続行を宣言している元日本代表FWの「キングカズ」こと三浦知良選手をめぐる批判に、元チームメイトがXで思いをつづった。「12月から来季に向けての自主トレを予定してます」三浦選手が所属するアトレチコ鈴鹿は2025年11月30日のJFL・地域リーグ入れ替え戦でVONDS市原と対戦。三浦選手は延長後半から出場したが、チームは0-1で敗戦。19年以来所属してきた国内トップアマのJFLから、地域リーグへの降格が決まった。来年2月26日に59歳となる三浦選手は、試合後のインタビューで「しっかりまた考えて、12月から来季に向けての自主トレを予定してます」と語り、現役続行の意向を示した。58歳で現役を続ける三浦選手を「レジェンド」と評価するファンも多い一方で、後進への配慮を求める意見も出ている。こうした中、Xで自らの思いをつづったのは、ロアッソ熊本や鈴鹿ポイントゲッターズ(現アトレチコ)、レイラック滋賀FCなどでプレーした元サッカー選手の坂本広大さんだ。「サッカーに向き合う姿勢やプロとしての立ち振る舞いを学びました」坂本さんは、一般ユーザーが「キングカズ、60歳でも現役続行とかチームの若い奴からしたらたまったもんじゃないだろ。僅かな可能性を掴むためにしがみついてる奴らからすると、まともに走れない還暦の奴が『功労者だから』とか『ブランディングになる』みたいな理由で枠を一つ潰してんの頭にくるだろ」などとした投稿に反応。「僕は3年前にカズさんと同じチームでプレーしていました」と振り返った。坂本さんと三浦選手は、鈴鹿時代にチームメイトとしてともにプレーしている。当時の三浦選手の様子について「技術が高いのはもちろんですが、毎日ジムに行きトレーニングをして、練習では先頭に立って走り、練習中誰よりも声を出し、食事にこだわり、身体のケアも数時間かけて行い、時間があればサッカーの試合を見て、、凄まじい努力を1日も休まずにやっていました」と説明。「サッカーに向き合う姿勢やプロとしての立ち振る舞いを学びました」という。「稼げる選手を雇うのは当然」「プロなら結果が全てでは?」チームの雰囲気についても、「カズさんの努力を近くで見ていたので、何で試合に出てるんだよという感覚にはチームの誰一人としてなっていませんでした。むしろ点を取って欲しいとの思いでカズさんにパスを繋いでいました」という。三浦選手について、「尊敬しかないです」としている。投稿には、「この年齢まで現役のオファーがあって、なおかつ短時間でも試合に出てプレー出来るというのはやはり我々テレビでしか見れない人々には見えないところでの努力や体のケアは人並以上のプロ意識があるのだと思う」「チームがマーケティング含めてカズさんの価値を認めているから契約しているわけで、プロの世界とはそういうものでは?アマチュアでは無いので稼げる選手を雇うのは当然で、批判するのはお門違い」など、納得の声も多い。一方で、チームの勝利を最優先すべきだという意見も少なくない。「プロなら結果が全てでは? 準備の仕方を褒められても...」「キングカズのことはサッカー選手以前に人間として尊敬していますが、サポーター目線では点を取ってほしいのでパスをするよりも、点を取ってくれるからパスをするチームであってほしいと思います」「サポーターとして本当に1点欲しい時にカズさんが出てきて納得できるのかって話だと思います」
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