「お姉さんのような人にチョーカーでしばられたい」 ハンドメイドショップが迷惑行為に恐怖...代表が明かした一部始終

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   ハンドメイドのアクセサリーやグッズを扱う、神戸市内のショップの公式Xが25年11月15日、「性的な欲求の発散を目的としたお客様」が来店することがあるとして、「従業員を困らせる行為はおやめくださいますよう、お願い致します」と注意喚起した。警察への相談もしているという。これが注目を集め、同情や応援の声が寄せられている。

   ショップの代表は、その人物は3年ほど前から店を訪れているとして、取材に詳細を明かした。

  • その人物はたびたびチョーカーの試着を希望して来たという(画像はイメージ)
    その人物はたびたびチョーカーの試着を希望して来たという(画像はイメージ)
  • ハンドメイドショップの投稿より
    ハンドメイドショップの投稿より
  • その人物はたびたびチョーカーの試着を希望して来たという(画像はイメージ)
  • ハンドメイドショップの投稿より

3年前から来店、「最低限の受け答えだけをする」の対応徹底

   ショップの公式Xは、「以前より性的な欲求の発散を目的としたお客様がご来店されています。11月より頻度が増え、従業員一同恐怖を覚えており 警察に相談しております」と投稿した。従業員が増えたため、Xでの注意喚起に踏み切ったという。

   店内に監視カメラを設置している旨を伝え、「従業員を困らせる行為はおやめくださいますよう、お願い致します」と呼びかけた。

   投稿は25日時点で3000件以上リポスト(拡散)されるなど、注目を集めた。

   J-CASTニュースの取材に応じた代表は、投稿内容の行為をしてくるのは特定の人物だと明かした。その人物は3年ほど前、チョーカー(首輪のようなアクセサリー)の試着を希望し、「お姉さんのような人にチョーカーでしばられたいんです」と話したという。代表は試着を手伝うなかで向けられた視線や態度から、本来の目的とは異なる意図があったことを察したという。

   そのハンドメイドショップは、「どんな可愛いも受け止める」「個性を大切にして欲しい」をコンセプトに運営しており、女性だけではなく男性や女装をしている人、中性的な人など多様な人が来店するという。代表は「従業員一同偏見もまったくありません」といい、こうした姿勢で運営する中で「そのような事を言われてショックでした」と心境を明かした。

   その人物は、それから月に一度程度来店したという。伝えていないのに2号店ができたことも知っていたという。代表は、2回目からは、その人物が試着を希望しても「『サイズが合わないですし、お手伝いもできません!』ときっぱり断る」「最低限の受け答えだけをする」を徹底していたと説明した。

警察に相談も...「逆上されたりするんじゃないかと心配」

   代表はある程度は受け流すこともできたというが、「従業員によって受け取り方は違い、対応を間違えると大きなトラブルになりますし、今後の人生にトラウマや影響を与えてしまう可能性は十分にあるため、通報や投稿に踏み切りました」と明かした。また、その人物に加え、「話にだけくる中年男性も見受けられた」ことも投稿に至った一因とした。

   警察からは、「来店があれば すぐに警察に通報して下さいと指示がありましたし、通報後はしばらく見回りをされていました」という。一方、出禁対応などをする場合には店から直接伝えなければならず、「逆上されたりするんじゃないかと心配でした」と明かした。投稿以降、取材した20日時点ではその人物は来店しておらず、Xでも注意喚起は行われていない。

   投稿への反響について、「みんなが思っている事とどうしたらよかったのか、今後どうすればいいのかを考える大切な機会になりましたのでよかったです」「大切な意見が広がってよかったと思っています」とした。「こんな人が居づらい、来にくいぐらい繁盛するよう願い、日々頑張りたいと思います」と話した。

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