バリ島で男子生徒ら集団万引きか、防犯カメラ映像が拡散 京都の大谷中学・高校が「窃盗行為」謝罪

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「複数の生徒が、訪問先において窃盗行為に及んだ」

   この時期にバリ島へ行っていた京都の高校ではないかと名指しされ、騒ぎになると、同校のSNSは次々に削除される事態になった。

   店の商品を次々に盗んだ集団万引きとみられるだけに、ネット上では、少年らの行為に対し、「バリのお土産物屋さんに申し訳ない」「きちんと現地で裁かれるべき」などと厳しい声が上がっていた。

   いくつかの現地メディアが、この騒ぎを報じており、ウブド市内の観光地「カジェン通り」の土産物店で衣類10点ほどが盗まれたという。店主が在庫確認中に衣類が少なくなっていると気づき、防犯カメラの映像を確認して、観光客による万引きが分かったと伝えている。

   こうした騒ぎに対し、名指しされた大谷中学・高校は12月8日夕、「研修旅行中の本校生徒による窃盗行為について」と題して、公式サイトで関係者にあてた説明文を出した。

   そこではまず、「12月4日、本校の研修旅行に参加していた複数の生徒が、訪問先において窃盗行為に及んだことが確認されました」と報告した。「現在、事実関係につきまして、慎重に確認を行っており、関係機関との連携も含め、対応を進めております」としたうえで、こう述べた。

「本件は、被害者の皆さまへの配慮はもとより、海外における邦人の皆さまにも影響を及ぼしかねない重大な行為であり、学校として生徒指導のあり方を真摯に見直す必要があると認識しております。確認が出来次第、改めて経過と対応方針をご報告いたします」

   そして、「被害に遭われた店舗の皆さま、現地コミュニティーの皆さま、現地の関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。本件につきまして、学校としてこの事態を極めて重大に受け止めております」と謝罪した。

   ネット上で騒ぎになっていることについては、「SNS上での憶測や不確実な情報の拡散、実名・顔写真等の掲載、誹謗中傷は、更なる関係者への被害を招く恐れがありますので、慎重なご対応をお願い申し上げます」と訴えた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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