深夜帯に「休憩時間を過剰取得」で看護師ら14人懲戒→SNS同情 「休める時くらい休ませれば」

   独立行政法人国立病院機構九州グループは2025年12月22日、同法人が運営する琉球病院(沖縄県金武町)の看護師ら14人に対し、休憩時間を過剰に取得していたとして懲戒処分を行ったと発表した。SNSでは、処分された看護師らに同情の声が寄せられている。

   国立病院機構九州グループは、休憩時間の超過を複数回繰り返していた人もいたと説明している。

  • 看護師ら14人の懲戒処分が注目を集めた(画像はイメージ)
    看護師ら14人の懲戒処分が注目を集めた(画像はイメージ)
  • 独立行政法人国立病院機構九州グループのサイトより
    独立行政法人国立病院機構九州グループのサイトより
  • 看護師ら14人の懲戒処分が注目を集めた(画像はイメージ)
  • 独立行政法人国立病院機構九州グループのサイトより

死亡事案をめぐる調査を進める中で発覚

   発表によると、同グループは「就業規則に定める指定された休憩時間を過剰取得」したことにより、看護師12人、療養介助職員2人の計14人を戒告処分にした。

   12月25日にJ-CASTニュースの取材に応じた同グループは今回の件について、1月に入院患者の死亡事案が発生した際、「職員の行動等にかかる聞き取り調査を行う中で判明した」と説明。入院患者の死亡と休憩時間の超過の因果関係は不明という。

   処分を受けた看護師らは、深夜の時間帯に30分から60分程度、休憩時間を超過していた。確認できたもっとも古い記録は21年10月頃のもので、そこから死亡事案の発生までが今回の処分の対象になっているという。

   この処分が報じられると、Xでは「休める時くらい休ませてあげればいいのに」「休憩取れない夜勤まじでしんどいから落ち着いてるときは休めるような仕組みづくりを病院も考えてあげて欲しい」「落ち着いているときこそ休憩するべきだと思いますが...」など、処分を受けた看護師らに同情的な声が寄せられている。

   国立病院機構九州グループは取材に、処分を受けた看護師らは「(休憩時間の超過を)過去、複数回行っている者もいた」といい、処分に至った理由について「国立病院機構の就業規則に違反していた」と説明した。

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