都民ファーストの会の中山詩都東京都議(26)が超党派の飲み会を開いたと報告する集合写真に対し、日本維新の会の齋藤尚哉北区区議(36)などから批判が上がった。だが立憲民主党・中谷一馬衆院議員をはじめ、中山氏を擁護する声が続出している。
「写真とノリが公人としては軽率であったと反省」
SNS上で波紋を広げたのは、中山氏による2025年12月23日のX投稿だ。国民民主党の山口花東京都議(28)と高橋巧東京都議(27)、立憲民主党の桶屋誠人東京都議(30)の4人で「東京都議会20代飲み会」を開催したと報告し、集合写真を投稿した。
だがこの投稿を、齋藤氏がXで引用リポストして反応。「ここにいる20代の都議会議員は議員報酬2割削減をやめて年収約1,800万円。その原資は都民の血税です」などと指摘した上で、「これが都議会の現実。一周回って身を切る改革が必要だ」と批判した。
その後の投稿では、「飲み会をすることそのものは否定していません」としつつも、「都民が物価高騰や住宅価格高騰に直面するなか、議員報酬2割削減を『私達も大変』という理由だけでやめたうえで、この写真を投稿する政治姿勢に問題提起しています」と説明。「この感覚を議員が失念すると、必ず都議会は機能不全になります」と主張した。
齋藤氏のほかにも、「本当に学生気分で政治家しないでください」「税金で生活している以上ちゃんとしてもらいたい」「シンプルに不快 税金泥棒」「公職として血税1800万貰ってる自覚はあるのか?」「学生か?本当に品がねぇな」などの批判が寄せられている。
そして中山氏は24日、波紋を広げた投稿についてXで謝罪。「超党派の議員で気軽に意見交換できる関係性であることは良いことだと思っての食事会でしたが、写真とノリが公人としては軽率であったと反省しております」などと説明した。