「なんで、このおばちゃん、総理総裁に手を挙げたのかな」――。内閣支持率が高止まりしている高市早苗首相も、この人にかかったらボロクソである。「7時ごろにはもう宿舎かどこかに帰っちゃう」元外務大臣・田中真紀子氏は2025年12月25日放送の「情報ライブミヤネ屋」(読売テレビ・日本テレビ系)に生出演、緊急提言で高市政治をぶった切った。まず、「政治家としての能力的なものは、はっきり言ってクエスチョンマークだなと思うんですけど」と容赦がない。そして、「もう一つ、高市さんには取り巻きの議員だとか、仲間だとか」がいないのが弱点だという。「総理日程を見てても、朝出てきて、国会が終わると、7時ごろにはもう宿舎かどこかに帰っちゃう」ようではダメだというのだ。「私たちは国会の後、みんなで勉強した」田中氏は3回大臣を務めたが、「私たちは、その(国会の)あとですよ、みんなで勉強したの。(企業の)役員だの、マスコミだの、国会議員だのが待ってて、(一緒に食事しながら)そこで意見交換ができたんですよ」と明かす。そうしたことがないまま、「この方(高市首相)、総理に手を挙げられたけれど、なんでこのおばちゃん、手を挙げたのかいなと思いまして」「(ブレーンもなく)ぽっと総理のイスに座った感じがするの、私は」と、総理になって何をやりたいのかが伝わってこないという。コメンテーターの橋下徹氏(弁護士)は、「僕は永田町のそういう飲み食いスタイルよりも、高市スタイルの方が大賛成ですね」と、田中氏の苦言には賛同しなかった。高市スタイルは永田町では「付き合いが悪い」と評判は良くないが、若者たちはなれ合い政治に染まらないところを評価して、支持率が高くなっているともいえるのではないか。(シニアエディター関口一喜)
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