東京美容外科の統括院長で医師の麻生泰氏が2025年12月26日にXを更新し、有名人の脱税が報道されることに触れ、同情をつづった。「報道されれば社会的にも制裁を受けます」12月25日、法人税と消費税計約1億5700万円を脱税したなどとして、東京地検特捜部はインフルエンサーの「宮崎麗果」こと黒木麗香氏を在宅起訴した。一部報道で黒木氏は虚偽の領収書作成を依頼し、脱税を繰り返していたと報じられている。麻生氏はXで「有名インフルエンサーに国税が狙い撃ちですね」と触れ、「僕の経験から言える事は、見解の相違であっても修正申告をして余計に大金を支払っても世間様から褒められる事はありません」とつづった。そのうえで、「ですが、しっかり支払えば脱税ではありません。なぜか、マスコミにリークされ、報道されれば社会的にも制裁を受けます」と指摘した。なお、25年10月、麻生氏が統括する「麻生美容クリニック(ABC)」は2023年までの5年間に計約62億円の申告漏れを指摘されたことが報じられた。「稼げない人と国税は無縁です」麻生氏は、税金トラブルが報じられた芸能人について、「Xのコメントやメールには誹謗中傷がひっきりなしに来ますし、普通の方ならまいってしまうでしょうね。お子様がいらっしゃって一家の大黒柱的な方ですので心配ですね」と思いを寄せた。一方、「でも、当局の指導をしっかり受ければ経理部門やお金の流れが正常化されて、いろんな意味で会社が正常化されます。僕のところにはMAの話が来るくらいです」と明かし、自身はヴァイオリンやクルーザーや別荘、マンションなどの売却で「納税資金の穴を補填」したという。麻生氏は「今自分の人生で本当にやりたい事は何だったのかを見極めて集中する事ができています」と自身の経験を交えつつ、「悪い事の後には良い事が来るはずです。稼ぐ能力まで奪われたわけではありません。稼げない人と国税は無縁です」と持論を展開。また、「変毒為薬して頑張って欲しいですね。更に大きなインフルエンサーになって、帰って来て欲しいですね。そしてまたみんなに夢を見せて欲しいですね」とエールをつづっていた。もっとも、このポストにXからは、「ただの脱税ではないかと思いますが。領収証を偽造したりしてますからね」「在宅起訴されてるのにこの人何を書いてるの?」「しっかり払えば脱税では無い???払ったって脱税は犯罪では?」という声が集まっていた。「僕は明確な意思を持って脱税をしたわけではありませんが」麻生氏は28日、こうした疑問の声に対し、「僕は明確な意思を持って脱税をしたわけではありませんが、当局に逆らっても何の徳もないですし、言われるとおりに修正申告させていただきました」(原文ママ)と説明。自身に関しては24年9月に税務調査が入り、25年3月に修正申告して納税を済ませていたにもかかわらず、遅れて報じられたことに「マスコミの偏向報道もあるなあと思っています」と率直に明かしつつも、「逆に知名度が上がり患者さんも増えているのでなんとも言えないところです」とコメントした。また、「結局は取れるところから徴税するしかないですからね」とつづり、「脱税する意思も今後もございませんので、税理士さんや税務当局と連携して国民の義務を果たしていきたいと思います」と明かしていた。
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