現地着は夜中3時、「0泊」弾丸旅行の提案でザワついたJAL成田―デリー線 北米需要が下支え、初便搭乗率9割超

   日本航空(JAL)は2026年1月17日、成田空港とインド・デリーを結ぶ路線を開設した。JALが成田からデリー便を飛ばすのは、20年に羽田に移管されて以来、約6年ぶり。引き続き運航される羽田便は日印のビジネス需要を主なターゲットにしているのに対し、成田便はインド―日本―米国の乗り継ぎ需要も見込んでいる。

   今回開設された路線は、成田を20時15分に出発し、デリーに翌日未明の3時に到着するスケジュール。JALが「0泊」「有休ゼロ」の過酷日程をPRしたことも話題だ。

  • 成田―デリー便を関係者が見送った。中央の赤字に鶴丸ロゴの人物がJALの鳥取三津子社長
    成田―デリー便を関係者が見送った。中央の赤字に鶴丸ロゴの人物がJALの鳥取三津子社長
  • 搭乗ゲート前ではテープカットが行われた
    搭乗ゲート前ではテープカットが行われた
  • モデルプレーンや就航時の制服も展示
    モデルプレーンや就航時の制服も展示
  • 式典であいさつするJALの鳥取三津子社長
    式典であいさつするJALの鳥取三津子社長
  • 搭乗ゲートでは記念品が配られた
    搭乗ゲートでは記念品が配られた
  • 横断幕で初便を見送った
    横断幕で初便を見送った
  • 初便の搭乗率は9割を超えた
    初便の搭乗率は9割を超えた
  • 一部で「有休ゼロ」プランが話題になったJALのキャンペーンサイト。全体に占める観光需要に割合は小さい
    一部で「有休ゼロ」プランが話題になったJALのキャンペーンサイト。全体に占める観光需要に割合は小さい
  • 成田―デリー便を関係者が見送った。中央の赤字に鶴丸ロゴの人物がJALの鳥取三津子社長
  • 搭乗ゲート前ではテープカットが行われた
  • モデルプレーンや就航時の制服も展示
  • 式典であいさつするJALの鳥取三津子社長
  • 搭乗ゲートでは記念品が配られた
  • 横断幕で初便を見送った
  • 初便の搭乗率は9割を超えた
  • 一部で「有休ゼロ」プランが話題になったJALのキャンペーンサイト。全体に占める観光需要に割合は小さい

インド→北米の乗客には「大変利便性の良い時間帯をご用意」

   JALが初めてインドに就航したのはカルカッタ(今のコルカタ)。1962年10月に就航した南回り欧州便(東京―香港―バンコク―カルカッタ―カラチ―クウェート―カイロ―ローマ―フランクフルト―ロンドン)の一部だった。デリーに乗り入れたのは65年のことだ。複数回の路線休止をはさみ、96年に東京―デリー線が復活。2020年まで成田から運航されていた。

   今回の成田線開設に先立って、JALがウェブサイトで「有休ゼロでタージ・マハルへ」と題したキャンペーンページを立ち上げたことが一部で話題になった。

   このプランは、金曜夜に成田を出発し、土曜未明にデリー着。車をチャーターして移動し、タージ・マハルなど3つの世界遺産を観光し、日曜未明にデリーを出発。夕方前に成田に戻ってくるというものだ。過酷な日程に「0泊タージマハル旅が話題」として、Xの「本日のニュース」欄でも取り上げられた。

   このスケジュールは、インド国内線に乗り継ぐのに便利だが、JALが成田便で重視しているのは折り返しの「デリー→成田」のスケジュールだ。鳥取三津子社長は成田空港の搭乗ゲート前で開かれた式典で、

「インドから北米へ移動されるお客様にとっては、大変利便性の良い時間帯をご用意した」

   とあいさつ。デリーを早朝4時35分に出発し、成田に15時10分に着くスケジュールで、夕方に成田から北米(米国、カナダ)に向けて出発するJALの全7路線と、提携するアメリカン航空のダラス・フォートワース便に乗り継げるのが売りだ。

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