大阪いじめ動画めぐり類似社名が拡散...ランドセルメーカーが声明「一切関係ございません」 市教委は「私刑」に警鐘

   大阪府堺市にあるランドセルメーカー「株式会社リリコ」が2026年1月19日、「SNS上で拡散されている出来事」について「一切関係ございません」とする声明を発表した。SNSで拡散していた少年を海に突き落とす動画をめぐり、主犯の父親の勤め先として、同社と類似する社名が拡散されていた。

   大阪市教育委員会は、加害者のものとされる情報が拡散していることに関し、「いかなる理由があっても、個人情報を晒す行為や、誹謗中傷、『私刑』ともいえる行為は重大な人権侵害になりますので、決して許されるものではない」とコメントしている。

  • 少年が少年を海に突き落とす様子の動画が拡散していた(画像はイメージ)
    少年が少年を海に突き落とす様子の動画が拡散していた(画像はイメージ)
  • 株式会社リリコ公式サイトより
    株式会社リリコ公式サイトより
  • 少年が少年を海に突き落とす様子の動画が拡散していた(画像はイメージ)
  • 株式会社リリコ公式サイトより

「事実ではない情報が当社と結びつけられている状況」

   SNSでは、大阪市在住とみられる少年が別の少年を海に突き落とす様子の動画が拡散。加害者の少年の名前や父親の勤め先とされる情報も拡散されていた。

   リリコは公式サイトで、「現在、SNS上で拡散されている出来事に関連し、当社『株式会社リリコ』に関するお問い合わせをいただいております」と報告。

   SNSで拡散されている問題に関し「当社は、当該の個人・家庭・出来事とは一切関係ございません」とした。「会社名が類似していること、また当社が大阪に所在していることから誤解が生じておりますが、 事実ではない情報が当社と結びつけられている状況」と説明した。

   「被害に遭われた方や関係者の心情に配慮しつつ、 事実に基づかない情報の拡散につきましては、 慎重なご対応をお願い申し上げます」と呼びかけた。

大坂市教委も事態を把握、「『私刑』ともいえる行為は重大な人権侵害」

   拡散された動画の事案に関しては、大阪市教育委員会も事態を把握し、対応を進めている。

   市教委の担当者はJ-CASTニュースの取材に、動画拡散前から事態を把握していたとし、「重大ないじめ事案として認識し、関係機関と連携して対応しているところです」と説明した。

   担当者は、関係のない企業が問い合わせを受けている状況は把握していなかったとする一方で、加害者のものとされる情報が拡散されていることに関しては、「今回の事案に限らず、暴力・いじめは決して許されるものではなく、子どもたちにはきちんと指導していかないといけない」と説明。その上で、

「いかなる理由があっても、個人情報を晒す行為や、誹謗中傷、『私刑』ともいえる行為は重大な人権侵害になりますので、決して許されるものではない。情報モラルも、しっかりと教育していかないといけない」

   と話した。

   また、動画の拡散による「二次被害も子どもたちから感じておりますので、適切な被害者保護という観点で、報道される方にも配慮をお願いしたい」と呼びかけた。

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