町中華どんどんなくなって倒産は過去最多 進む店主の高齢化...町の味を継いでくれる人を探しています

町の記憶や日常を支える店の灯をつないで欲しい

   町中華のような身近な店や中小企業がどんどん廃業していくと、まちの魅力がそがれ、人口減の「負のスパイラル」につながる。いわゆる「大廃業時代」を迎え、事業承継を支援する取り組みが各地で進む。啓発セミナーや相談会のほか、新たにマッチングプラットフォームを導入する自治体が目立っている。

   事業承継仲介会社ライトライトが運営するサイト「relay(リレイ)」には、飲食店をはじめ、さまざまな業種のオーナーたちが写真付きで登場する。自らの思いや店、仕事の魅力を語り、結婚マッチングアプリのように、あとを継いでくれる人を全国から募るしくみだ。

   同社によると、2020年のサービス開始後、約800件の後継者募集案件を公開。2025年12月までに約160件のマッチングが生まれた。導入した県や市など自治体や商工団体は計100を超すという。

   このサイトに中華料理では、北海道、東京、石川、岡山、鳥取、大分、熊本などの都道府県にある店が登場する。冒頭の「香林」もここで紹介されている。

「継ぎ手への希望:ラーメン・中華料理が好きな方、出来れば店名やレシピを引継ぎ、地域に貢献してくれる方。譲渡後の関わり:一定期間の引継ぎサポートが可能」

   店主は「町中華の魅力を活かしながら、新しい可能性を広げてくれる方をお待ちしています」と呼びかけている。地元の記憶や日常を支える店の灯をどうつないでいくか、これからの地域づくりの課題でもある。

(ジャーナリスト 橋本聡)

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