「メールの内容が支離滅裂になって」 ハリー杉山が明かした認知症の父親との日々「家族全員がつらい思い」

   認知症にかかった身内に家族はどう向き合うのか。2026年2月6日の情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)は同番組にも出演しているプレゼンターのハリー杉山さんの体験を交えて話し合った。ハリー杉山さんは父の異変に「最初は『認知症って何?』という感じで受け入れることができなかった。(父がかかるわけがないと)全否定でした」と話す。

  • ハリー杉山さんのインスタグラム(@harrysugiyama)より
    ハリー杉山さんのインスタグラム(@harrysugiyama)より
  • ハリー杉山さんのオフィシャルブログより
    ハリー杉山さんのオフィシャルブログより
  • ハリー杉山さんのインスタグラム(@harrysugiyama)より
  • ハリー杉山さんのオフィシャルブログより

息子と会う時は必ず15分前に来ていたのに、ドタキャンが増えてきた

   MCの設楽統さんは「ただ(父が認知症にかかった)現状と向き合わなくちゃ仕方がない状況だよね」と聞くと、ハリーさんは「衝撃も衝撃で、ちょうどノンストップの放送が始まったタイミングだったので、毎日病院やケアマネさんから電話がかかってくるんじゃないかとスマホを常にオンにしたままで生放送に出演していました」と当時の苦しさを語った。

   バラエティー番組などでコメンテーターをつとめる国際弁護士の清原博さんは祖父母の介護の経験を持つ。「在宅介護で最期まで看取りました。在宅なので認知症の症状がどんどん重くなっていくのがわかる。僕も含めて家族全員がつらい思いをした」と話した。

   家族が認知症にかかったとわかるきっかけは何だったのか。ハリーさんは「父からのメールの内容が支離滅裂になってきたことと、自分の息子と会う時でさえ必ず15分前に来ていたのにドタキャンが増えてきたこと」を挙げた。清原さんは「物忘れが多くなってきた。ただ自分たちにもあることなので80歳近いので歳のせいだよねと家族全員が納得していた」という。

身内が認知症にかかると家族がイライラをぶつけて悩む

   身内が認知症にかかると家族がイライラをぶつけてしまい悩むケースも少なくない。ハリーさんは当時を思い浮かべながら話す。

「父に服を着せようとする時に抵抗して母にも拳を振り回したりする。ついカッとなって本人にとってつらいことを言ってしまったことを後悔し、ずっと重い十字架を背負ったように苦しかった」。

   それを聞いていた認知症専門医の新井平伊さんが「私も父に怒鳴ったことがある。それは『もっと元気でいてほしい』『こんなはずじゃなかった』という家族ならではの思いなので、それを自覚することが大事。熱心な家族ほど抱え込んでしまう傾向がある」と話した。

   身内に認知症の症状があらわれた時には専門医などに積極的に相談するように勧めている。清原さんの例のように「歳のせい」にするばかりでなく、ちょっとした変化にも目配りすることも必要である。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

姉妹サイト