物価の上昇が続くこのご時世では、現金価値は目減りするばかりだ。そんな危機感もあってか、NISA(少額投資非課税制度)口座数は右肩上がり。2025年6月時点における口座数は2,696万となっている。
NISAが入り口になって投資への関心は高まるかもしれないが、投資にはある程度の知識も時間も必要だ。そんな課題を補ってくれるのが、ロボアドバイザー(自動資産運用サービス、以下、ロボアド)だ。
なかでも注目されているのは、AIで金融市場の動向を予測しながら、ダイナミックなリバランスをする、AI投資サービス「ROBOPRO(ロボプロ)」である。
多彩かつ精選されたデータで相場環境の先読みを
ROBOPROを提供するのは、FOLIOホールディングス傘下の株式会社FOLIOだ。
サービスを開始したのは2020年1月。世界の株式、金、不動産(REIT)、債権など8つのグローバル資産を投資対象とし、各資産クラスへの投資配分を、AI予測に基づき原則毎月1回、アクティブに変更する特徴を持つAI投資サービスだ。2025年12月末時点までの約6年で、累積リターンはプラス160%超、元本を2倍以上に増やすというパフォーマンスを発揮している。(※1)
また、雑誌「日経トレンディ」(2025年7月号)が実施した主要なロボアドバイザー比較において、ROBOPROは2024年度(2024年4月~2025年3月)に年率プラス18.8%を記録し、主要ロボアド4社中で1年間のリターンが最も高い結果となり、同誌の「2025年ロボアド大賞」を受賞しているという。(※2)
他社のロボアドの場合は顧客のリスク許容度に応じて、あらかじめ用意されたコースの中から投資配分を提案する。また、一度提案された投資配分は、運用コースを変更しない限り大幅な調整はされにくい。一方、高い運用実績を誇るROBOPROは、FOLIOホールディングスの傘下で、AIを活用した金融ソリューションを創出するAlpacaTech株式会社と協働で独自開発したロボアドで、AI予測に基づき相場局面に応じて大胆に資産配分を変えていく。
「AI投資」の成否のカギを握っているのは、「特徴量」をいかに的確に選び、機械学習させるかである。特徴量とは、予測の手がかりとなり得る特徴を数値化して機会学習に用いるデータで、ROBOPROでは40種類以上のマーケットデータから約1000種類もの特徴量をセレクトし、それらを組み合わせて「予測モデル」を構築している。さらにROBOPROでは、実際の景気より先に動く「先行性の高いマーケットデータ」を厳選しており、精緻な予測につなげているという。
しかも、この「予測モデル」は、市場変動との関連性を再学習することで、年月の経過とともに予測精度のさらなる向上が期待されるという。
市場の動揺を乗り越え、「ROBOPRO戦略」として拡大
ROBOPROは、2020年1月のサービス開始以降、コロナショックや2024年夏の日本株式を中心とした下落局面、トランプ関税ショック等、多くの相場変動に見舞われてきたが、機動的な投資配分の変更や、相場変動時にも感情に左右されない合理的な判断を行い、さまざまな局面を乗り越えながら運用を続けてきたという。
このようにROBOPROで積み重ねてきたAI運用のノウハウを「ROBOPRO戦略」というかたちで他の金融機関との連携によってより幅広く提供している。
たとえば、SBI証券の「SBIラップ AI投資コース」や愛媛銀行の「ひめぎんラップ/ROBO PRO AIラップ」、足利銀行の「あしぎん投資一任サービス STORY AIコース」など、複数の金融機関で投資一任サービス商品を展開。これらはFOLIOが開発したファンドラップ用システム基盤「4RAP(フォーラップ)」を各社が導入することによって生まれてきたサービスだ。
さらに、「ROBPRO戦略」は公募投信(ファンド)としても提供されている。SBI岡三アセットマネジメントが2023年12月に設定した「ROBOPROファンド」は、新NISAの成長投資枠に対応した商品で、発売後わずか約1年8か月で純資産総額1000億円を突破。金融機関での「ROBOPROファンド」の取り扱いが広がり、設定後2年強の26年1月には純資産総額2500億円を突破した。
それ以外にも、「ROBOPRO戦略」を組み込んだ社債で、元本確保しながら上振れリターンを狙う仕組みのファンドが開発されるなど、多彩な商品設計が実現している。 このように、「ROBOPRO戦略」は金融機関との連携を拡大することで、多様なサービスや商品展開を実現し、幅広い顧客層の資産形成に貢献してきた。
「ROBOPRO戦略」の広がりとともに、FOLIOホールディングスの総取扱資産残高(※3)は26年1月時点で8000億円を突破しているという。さらに、「ROBOPRO戦略」を共同開発したAlpacaTechでは、生成AIを使った投資情報サービス、複数のAIモデルを競争させるAI活用技術基盤「Mixseek」など、金融領域を中心にAI実装を支援する取り組みの芽が生まれている。
FOLIOホールディングスは今後も、AI技術の可能性を拡張し、画期的なソリューションを通じて金融のあり方を変える挑戦を続けていく。
関連リンク:FOLIOホールディングス(https://folio-hd.com/)
(※1)ROBOPRO運用実績について
将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。サービス開始当初(2020年1月15日)から2025年12月30日まで、ROBOPROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。運用手数料を年率1.1%(税込)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。分配金やリバランス時の譲渡益に係る税金は考慮していません。年率リターンについては、同期間の日次リターンを用いて計算し、年率換算を行ったものです。幾何平均リターンを表示しています。
(※2)「日経トレンディ」2025年7月号より。
各社の公表資料を基に、QUICK資産運用研究所がリスク水準別に区分したデータを主要なロボアド4つの中で比較した結果。各ロボアドの成績は、2025年3月末時点の円建てベースでコスト控除後
(※3)「総取扱資産残高」について
「総取扱資産残高」とは、「FOLIOが直接お客さまに提供する投資一任運用サービスに関連してお預かりしている資産」、「銀行・証券会社等の金融機関における、4RAPを活用した投資一任運用サービスの預り資産」、「FOLIOホールディングスの子会社が投資助言業を行っている金融商品の資産」の合計金額を指します。
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