27歳東京都議「元トー横キッズ」投稿に批判→謝罪 同僚区議も苦言「痛みを矮小化」

   都民ファーストの会の中山詩都東京都議(27)が2026年2月20日、東京・歌舞伎町の中心部にある映画館近くに集まる、いわゆる「トー横キッズ」に関し、「軽率な投稿」をしたとしてXで謝罪した。その上で、「トー横キッズ」をめぐる問題への見解を示した。

  • 中山詩都東京都議のインスタグラム(@ nakayamashizu_)より
    中山詩都東京都議のインスタグラム(@ nakayamashizu_)より
  • 中山詩都東京都議のX投稿より(@nakayamashizu/現在削除済み)
    中山詩都東京都議のX投稿より(@nakayamashizu/現在削除済み)
  • 中山詩都東京都議のインスタグラム(@ nakayamashizu_)より
  • 中山詩都東京都議のX投稿より(@nakayamashizu/現在削除済み)

中山氏の「元トー横キッズ(?)」が物議

   中山氏は19日ごろのX投稿で、自身について「5年前まで歌舞伎でシーシャがイケてると思ってるイキり大学生だった」と説明。また、過去に撮影した、シーシャを吸いながらピースしている自身の写真も公開した。当時は21歳だったという。

   中山氏は続けて、「元トー横キッズ(?)として『繁華街のゴミ問題、若者の居場所、オーバードーズ対策』など予算提案したいです」と締めくくった。

   この投稿を巡り、「トー横キッズの問題を軽視する発言は許されてはいけない」「不謹慎すぎる」などと批判する声が上がった。

   都民ファーストの会で江東区の中島雄太郎区議会議員も20日、中山氏の投稿を引用リポストした上で、次のように批判した。

「トー横キッズの問題は、虐待やネグレクトから逃れた未成年が性搾取や薬物に巻き込まれている深刻な問題です。『元トー横キッズ(?)』と軽く名乗れるものではありません。歌舞伎町で遊んでいた大学時代の経験と、行き場を失い歌舞伎町に集まらざるを得ない子どもたちの現実は全く別物です。この問題に取り組むと言うなら、まずその重さに向き合う姿勢を示すべきではないでしょうか」

   最後に、「都議会でこの課題を扱う以上、当事者の痛みを矮小化するような発信は厳に慎むべきです」と指摘している。

中山氏は「トー横キッズ問題」どう向き合う

   中山氏は20日にXを更新し、「公人にも関わらず軽率な投稿をしてしまい、お騒がせして申し訳ございません」と謝罪。「ご指摘に対して納得するものも多数あり、より多くの人を不快にさせる前に投稿を削除しました」としつつも、批判を受けた投稿をスクリーンショットして紹介した。

   続けて、「トー横キッズ問題」に関する見解も示した。中山氏は大学生のころ、歌舞伎町周辺で飲んでいた際に「トー横キッズ」と遊んでいたと述べ、彼らは「可哀想な保護対象と卑下する感覚」で集まっているわけではないと説明した。

「『可哀想で指導すべき保護対象』と括り『トー横キッズ』というキャッチーで話題性ある言葉を作ってきたのは我々大人側(急に大人サイドですみません)であり、トー横に集合している若者からすると、同世代の友達が集まる場所に遊びに来ているだけです」

   オーバードーズ(OD)や未成年飲酒、暴力行為などを問題視しつつも、若者が集まる背景には家庭環境や貧困などの要因があるとし、「トー横エリアを綺麗にしたらオール解決」というわけではないとの見方を示した。また、自身の認識については次のように説明した。

   「自分としては『トー横キッズ』ちゃんたちを大人として可哀想な守るべき存在と思っているわけではなく(議員としての立場/行政視点では一部そうですが)、『後輩がなんかいろいろ困ってそうなのでできたら助けたい!』という感覚です」

   中山氏は、「日々この問題に向き合い御尽力いただいている都庁の皆さんに敬意を表すると共に、若い世代の声を反映できるよう私も力を尽くしたいと思います」とし、最後に「どこまで今回の議会で進められるかはわかりませんが、会期が終わったら議事録等ご注目ください!」と締めくくった。

姉妹サイト